女優の趣里が、出産後初めて連続ドラマの現場に戻った。「まだ自分にこんな感情があったんだ、と思うことが増えました」と、子育てを通じて新たな発見があったことを明かした。
23日にスタートするテレビ朝日系ドラマ「大空港~GATE24~」(木曜午後9時)で、鋭い観察眼で物から真実を見抜く一方、人付き合いは苦手な新人税関職員・森万智を演じる。税関や入管など異なる省庁の職員で新設されたチーム「GATE24」に加わり、空港で起きる問題に対処する役どころだ。
子育てで気づいた新たな感情
趣里は、松雪泰子や奥貫薫ら子育てを知る先輩たちの「私もこうだった」という言葉に励まされているという。子どもと向き合う日々の中で両親への感謝も深まり、「いつか母親役をやったら、子どもを持つ前とは役の見え方が変わるのかなと考えるようになった」と語った。
これまで、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した映画「生きてるだけで、愛。」(2018年)では過眠症で引きこもりの女性を、フジテレビ系ドラマ「モンスター」(2024年)では高校3年で司法試験に合格した型破りな弁護士を演じてきた。今回の役については「変わっている役は多いんですけど、今回はそのバランスが絶妙で……」と話す。
自身の癖や悪役への挑戦
自身にも、人から指摘されて初めて気づいた癖がある。以前の取材で、話す時によく手を動かすと指摘され、初めて自覚したという。冬でも氷水を好むと話し、「寒くないですか?」と尋ねると、「冷静なツッコミ、やめてください」と破顔した。
妊娠中は舞台や映像作品に支えられた。つらい時も、見ている間は苦しさを忘れ、心が温かくなっていくのがわかった。今度は自分が「誰かのそういう時間の一部になれたら」と願う。
一方、次に挑みたいのは悪役だという。変わった人物を演じ続けてきたが、まだ「めちゃくちゃ悪い役」は未経験だ。「いつか挑戦してみたいです。救いようがないぐらいの」。そう言っていたずらっぽく笑い、席を立った。



