「3COINS」仕掛け人が社内2000人インフルエンサー戦略、通販事業3倍に
「3COINS」仕掛け人の改革、通販3倍に 社内2000人発信

27日放送のテレビ大阪『日経スペシャル 関西リーダー列伝』(後2:00)に、「3COINS(スリーコインズ)」など50以上のブランドを展開する株式会社パルの小路順一社長が出演する。番組では、社長就任後の改革で3COINSの売り上げを10年で3倍以上に伸ばした戦略や、社内約2000人のスタッフによるSNS発信の取り組みが紹介される。

「300円均一」の常識を覆した改革

小路氏は1963年生まれ。少年時代からサッカーに熱中し、指導者が不在のチームで仲間をまとめる経験を通じて、俯瞰的にチームを見る目を培った。当初は教員を志していたが、独立制度に魅力を感じてアパレル業界へ。1986年にパルへ入社すると、抜群の接客センスで売上ナンバーワンを記録した。

その後、当時の社長からイタリアでの新ブランド開拓を託され、単身で渡って独占契約を成功させる。順調に事業部長へ昇進したが、自らの判断で仕入れを進めた結果、大量の在庫を抱える失敗を経験。さらに、全店舗の店長・サブ店長に退職されるという危機に直面し、人生最大の挫折を味わった。

商品入れ替えを4週間に短縮

3COINSの売り上げはこの10年で3倍以上に成長。その躍進を支えるのが、小路社長による改革だ。「300円均一」の常識にとらわれず、1000円から2000円の高価格帯商品を積極的に展開。さらに、商品入れ替えサイクルを8週間から4週間へ短縮し、売り場の鮮度向上を実現した。番組では、閉店後の店舗に潜入し、毎週新商品が投入される現場を徹底取材する。

社内2000人のSNS発信が通販を拡大

パルの戦略でひときわ目立つのがSNSの活用だ。商品を発信するスタッフは約2000人で、その中には50万人以上のフォロワーを抱える人気スタッフも存在する。目指すのは「企業の宣伝」ではなく「友達の投稿」。親近感ある発信が共感を呼び、ネット通販事業は6年間で約3倍に拡大した。

さらに、優秀なスタッフだけが参加できる食事会も開催。現場スタッフを主役にするパル流の人材育成術も紹介される。