集英社は17日、『週刊少年ジャンプ』33号で発生した付録カードの転売騒動を受け、8月21日発売予定の『Vジャンプ』10月号に付録として予定していた「ONE PIECE CARD GAMEカード『シャーロット・プリン』」の中止を発表した。同社は同日、『週刊少年ジャンプ』33号について、付録カードなしの特別版をジャンプキャラクターズストアで受注販売する異例の対応も明らかにしている。
『週刊少年ジャンプ』33号の売り切れ騒動
7月13日に発売された『週刊少年ジャンプ』33号は、『ONE PIECEカード』が付録となっていたことから、通常より50万部増の部数で発行された。しかし、転売ヤーがこのカードを狙って買い占めを行い、書店やコンビニエンスストアで次々と売り切れが発生。多くの読者が購入できない事態に陥った。
少年ジャンプ編集部は公式サイトで「いつも『週刊少年ジャンプ』をご愛読いただきありがとうございます。このたび、7月13日発売の「週刊少年ジャンプ」33号につきまして、多くの読者の皆様が本誌を購入できないという事態が生じました。多数の方にお買い求めいただけなかったこと、また書店・コンビニエンスストア店頭での混乱を招いてしまったこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
特別版の受注販売と『Vジャンプ』付録中止
この騒動を受け、集英社は『週刊少年ジャンプ』33号の紙版について、付録カードなしの特別版をジャンプキャラクターズストアで受注販売することを決定。詳細は準備が整い次第、公式SNSなどで案内するとしている。
さらに、『Vジャンプ』10月号(8月21日発売)に予定していた「ONE PIECE CARD GAMEカード『シャーロット・プリン』」の付録を中止すると発表。同時に告知している「麦わらの一味3人の最強セットカードの応募者全員大サービス」は予定通り実施されるが、電子版ではKindleおよびゼブラックからの購入者のみ応募可能となる。なお、『Vジャンプ』9月号(7月21日発売)にはこの付録企画の予告が掲載されているが、制作工程の都合で修正が間に合わなかったとして、重ねて謝罪した。
ネット上の反応
この一連の対応に対し、ネット上では「対応内容は妥当…だけどプリンちゃんのカード付録無しはやっぱ残念ではあるわな」「転売ヤーのせいで、一番恐れていた事態が現実になってしまった」「Vジャンプ、カードの付録見るのが楽しくて定期購読に切り替えたばかりなのに。綴込み付録にしないにしても定期購読してる人には、雑誌と一緒に特典扱いでも良いから送って欲しいなぁ」などの声が上がっている。
今回の騒動は、人気カードの付録が転売ヤーの標的となり、雑誌そのものが入手困難になるという深刻な事態を浮き彫りにした。集英社は今後、転売防止策や読者への公平な販売方法について、さらなる対策を迫られることになる。



