午後4時頃、甘糟が再び事務所にやってきた。珍しいことに一日に二度訪れるという出来事だ。テツは「珍しいですね。一日に二度もいらっしゃるなんて」と尋ねた。
甘糟は「来たくて来たんじゃないよ。あれ、若い衆は?」と問いかけた。稔と真吉は石岡家のことを調べに出かけており、事務所にはテツだけが残っていた。テツは「事務所でじっとしてたんじゃ、シノギになりませんよ。……で、ご用件は?」と応じた。
宝楽の大将の様子
甘糟は宝楽の大将のところへ行ったことを明かし、「三橋が捕まったのは自分のせいだと、なんか落ち込んでたよ」と述べた。テツは香苗の名前が出たのかを気にし、「大将はその事情を話しましたか?」と質問。甘糟は「捜査情報だよ。ここで話せるわけないじゃない」と答えた。
テツは「もとはと言えば、うちの代表が宝楽の大将のことを教えたんじゃないですか」と指摘。甘糟は「そりゃそうだけど、聞いた内容を話すわけにはいかない」と拒否した。テツが「じゃあ、何しにいらしたんです?」と問うと、甘糟はぶつぶつつぶやいた後、「いちおう話が聞けたからさ、それを言っておこうと思って」と説明した。
代表への伝達
テツが「代表に会われますか?」と尋ねると、甘糟は慌てた様子で「いいよ。あんたから伝えてよ」と言い残した。



