バンダイのデータカードダス『アイカツ!アンコール』(10月稼働)が、国内最大規模の玩具の展示会『東京おもちゃショー2026』(8月27日~30日/東京ビッグサイト)に登場した。来場者が足を止めて、懐かしむ声と共に賑わいを見せていた。
立ち上げの原点は「リバイバル世代」の熱い要望
2012年にサービスを開始した『アイカツ!』シリーズは、ファッションアイテムが描かれたカードを読み込ませ、ドレスのコーディネートやオーディション(リズムゲーム)を楽しむデジタルキッズカードゲーム。自分だけの「マイキャラ」作成や「アイカツパス」への記録など、セルフプロデュース体験が好評を博し、バンダイナムコグループ全体の関連売上が159億円を達成するなど一大ブームを巻き起こした。
今回発表された『アイカツ!アンコール』は、「アイカツ!システム」を再現した新筐体および新カードデザインで再始動するリバイバル作品だ。ゲーム内では「カードで広がるコーディネート」をテーマに、トップス・ボトムス・シューズ・アクセを組み合わせた自由な着せ替えが楽しめるほか、フラットパネルを生かした直感的な新手遊び要素や新たな楽曲・演出も実装される。さらに、2026年秋からはテレビアニメ『アイカツ!』のアンコール放送も決定しており、多角的な展開に注目が集まっている。
発表直後からSNSを中心に大きな賑わいを見せている本作。プロジェクト始動の反響について、「いい意味で、想定以上の反響をいただいているなと思っています」と手応えを明かす。今回のプロジェクト立ち上げのきっかけとなったのは、かつて作品を楽しんでいたファンの熱量だった。
「昔は小学生くらいのお子さんだったのが、今は大人になって『もう一度楽しみたい』という、いわゆるリバイバル世代の方々からすごく熱いご要望が殺到したんです。そういった背景もあって、アンコールという形で展開させていただきたいと考えました」
平成レトロやノスタルジーブームが注目を集めるなか、本作が見据えるターゲット層は、「子どもの頃に楽しんだ大人層。そして、親御さんとお子さんが一緒に遊ぶ二世代層」と大きく分けて2つあるという。さらに、「タッチポイントをいかにたくさん設けるかというところが、知ってもらうきっかけの1つです」と、かつてのファンだけでなく、新たな子どもたちに知ってもらうための新規獲得施策についても注力していく構えだ。
アーケードゲーム市場の復活の兆しも…『アイカツ!』が届ける「カードとゲームの融合」体験
近年のアミューズメント施設や玩具売り場では、クレーンゲームやカプセルトイ市場の拡大に加え、さまざまなアーケードゲームも賑わいを見せている。また、8月22日に東京・両国国技館で開催されたバンダイナムコフィルムワークスによる賞金制のガンダムゲームグランプリ『GGGP2026(GUNDAM GAME GRAND PRIX)』のように、eスポーツ大会へと発展しているアーケードゲームもある。
「アーケードゲーム業界全体が盛り上がっている、というのはすごく感じています」と現在の業界全体の盛り上がりを、肌で感じているようだ。また、トレーディングカード市場も世界的な伸長を見せるなか、「カード」と「筐体」が密接に連動する『アイカツ!』ならではの体験価値について次のように語る。
「ゲームもそうですが、『カードを集めたい』というコレクションをされる方も多く、そういった方々に向けて『カードとゲームの融合』という体験を提供できればと思っています」
かつてリアルタイムで楽しんだ大人世代も、これから『アイカツ!』に触れる子どもたちや新しいファンも共に楽しめる『アイカツ!アンコール』。先日、俳優の橋本環奈が、2014年の『アイカツ!』に続き、2回目のスペシャルコラボパートナーに就任し、話題になった。2026年10月の稼働に向けて、今後の続報にも期待が高まる。



