キャリアデザインセンターは6月18日、働く女性の「結婚観」に関する調査結果を公表した。調査は2026年5月8日から14日にかけて、同社が運営する「女の転職type」の会員248名を対象にインターネット上で実施された。
結婚願望の減少傾向
現在の結婚観について尋ねたところ、「いつかは結婚したい」が32.2%、「近いうちに結婚したい」が17.8%で、合計50.0%が結婚を希望していることが明らかになった。2021年の調査では72.4%が結婚したいと回答していたことから、結婚願望を持つ女性の割合が約5年間で20ポイント以上減少したことがわかる。
結婚に興味がない理由
「結婚に興味がない」と回答した女性にその理由を尋ねたところ、「自分のペースを乱されたくない」が62.2%で最も多く、次いで「自由がなくなる」が51.4%と続いた。これにより、自身のライフスタイルや精神的な自由度を優先したいという意識が強いことが浮き彫りになった。その他の意見としては、「離婚経験があるから」「事実婚をしていて、結婚にこだわりがない」「結婚する意味が見いだせない」といった声が寄せられた。
結婚相手に求める年収
結婚したいと答えた女性に対し、結婚相手に求める最低年収を質問したところ、「500万〜600万円未満」が25.5%で最多となった。次いで「400〜500万円未満」と「600〜800万円未満」がそれぞれ25.0%で同率だった。2021年の調査でも「500万円〜600万円未満」が29.7%で最多だったが、「300万円〜400万円」と回答した割合が2021年の17.8%から2026年には10.2%へと減少しており、求める年収水準が全体的に上昇している傾向がみられる。
結婚後の就労意向
結婚相手に最低年収がある場合、自身の仕事を辞めたいか尋ねたところ、「仕事のペースは落とさず、働き続けたい」が45.8%、「仕事のペースを落として、働き続けたい」が40.4%、「一度辞めて、いずれまた働きたい」が8.0%となり、これらを合計すると94.2%の女性が働き続ける意向を示した。
選択的夫婦別姓制度への意識
選択的夫婦別姓制度についての質問では、「制度に賛成だが、自分は夫婦同姓がいい」が33.5%で最多、「制度に賛成で、夫婦別姓がいい」が18.5%で、合わせて52.0%が賛成と回答した。一方、「何とも思わない」は27.4%だった。結婚に興味がないと答えた人が半数近くいることから、結婚自体への関心が薄く、選択的夫婦別姓制度への関心も低い人が多い可能性が示唆される。
賛成理由と反対理由
選択的夫婦別姓制度に賛成する理由としては、「名義変更に手間がかかる」が68.2%で1位、「個人の自由を尊重したい」が56.6%で2位、「婚姻関係が続くとも限らない」「自分の姓を残しておきたい」がともに27.9%で3位だった。反対する理由では、「旧姓を通称として使えば問題ない」が60.9%で1位、「日本の伝統や文化を大事にしたい」が52.2%で2位、「行政手続きの複雑化、コストの増大」が47.8%で3位を占めた。
導入された場合の結婚意欲
選択的夫婦別姓制度が導入された場合の結婚への意欲について尋ねたところ、「変わらない」が86.4%で圧倒的多数を占めた。「結婚したくなる」が6.2%、「少し結婚したくなる」が4.3%で、合わせて10.5%が結婚意欲が高まると回答。一方、「結婚したくなくなる」はわずか3.1%にとどまった。



