奈良県御所市の御所まち一帯で16日夜、竹柱に10張りの提灯を三段に掲げて鴨都波神社に参拝する「ススキ提灯献灯行事」(県指定無形民俗文化財)が行われた。肩車に乗った若者たちがススキ提灯を回す荒業を見せ、境内は大歓声に包まれた。
毎年夏と秋に行われる伝統行事
この行事は毎年夏と秋に催され、約30地区ごとに氏子らがススキ提灯を出し、無病息災や五穀豊穣を祈願する。しかし、高齢化の影響で参拝できない地区も出てきており、人手不足の地区には関西学院大学の学生が応援に入った。今年は20地区が参拝した。
灯りをともした提灯が練り歩く
明かりをともしたススキ提灯を氏子らが掲げ、葛城川沿いなどを練り歩き、太鼓や鉦を鳴らしながら次々と宮入りした。特に氏子の若者たちによる、提灯を振り回したり投げたりする荒業は見もので、観客から大きな歓声が上がった。
御所まちの調査で滞在していた法政大学大学院生の女性(23)は南中町地区の行列に参加し、「日が暮れて浮かび上がる提灯の明かりがたまらなく美しい」と感激の言葉を述べた。



