2025年大阪・関西万博の開幕まで1年を切ったが、最新状況には課題が山積している。会場となる人工島・夢洲(ゆめしま)では、海外パビリオンの建設が遅れており、開幕に間に合わない可能性が指摘されている。
パビリオン建設の遅れ
日本国際博覧会協会によると、海外から参加する約150カ国・地域のうち、自前でパビリオンを建設する「タイプA」は約60カ国。しかし、資材高騰や人手不足の影響で、着工が遅れているケースが多い。一部の国は、簡易型のパビリオンに変更する動きも出ている。
チケット販売の低迷
前売り券の販売も伸び悩んでいる。目標としていた発売初年度の販売枚数には届かず、今後の販売戦略の見直しが必要とされている。また、入場料金の高さが敬遠されているとの指摘もある。
運営面の懸念
運営面では、会場へのアクセスや混雑対策が課題だ。夢洲への交通手段は現在、地下鉄とシャトルバスが中心で、来場者の輸送能力に不安が残る。さらに、暑さ対策としての日陰や休憩スペースの確保も求められている。
日本国際博覧会協会は、これらの課題解決に向けて、建設の工程管理を徹底するとともに、チケット販売促進キャンペーンを強化するとしている。しかし、開幕まで残り1年を切った現状で、すべてが計画通りに進むかは不透明だ。



