メレディス・モンク監督作『ブック・オブ・デイズ』『エリス・アイランド』6日間限定上映決定
メレディス・モンク監督作2作品6日間限定上映

ドキュメンタリー映画『メレディス・モンク 踊る声、歌う身体』の公開を記念して、メレディス・モンク自身が1980年代に監督した長編『ブック・オブ・デイズ』(1988年)と短編『エリス・アイランド』(1981年)が、6日間限定で特別上映されることが決定した。会場は東京・渋谷のユーロスペースで、期間は7月25日(木)から30日(火)までの6日間、1日1回の上映となる。

『ブック・オブ・デイズ』:中世と現代を往還する予知能力者の物語

『ブック・オブ・デイズ』は、メレディス・モンクにとって初の長編監督作品。予知能力を持つ中世の少女エバを主人公に、彼女を取り巻く中世ヨーロッパ――戦争やペスト、黙示録への恐怖に支配された世界と、彼女が幻視する20世紀のアメリカ――人種や宗教の対立、エイズの蔓延、核による滅亡への恐怖に苛まれる世界がパラレルに描かれる。

本作は、『メレディス・モンク 踊る声、歌う身体』の中でモンク自身が「芸術家は社会のアンテナ」と語るその先見性と詩的な想像力から生まれた。Covid-19禍を経た現在、観客は本作を通じて、歴史が繰り返すことを改めて意識させられるだろう。上映は貴重な35mmプリントで行われる。

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キャストには、ユダヤ人の少女エバ役にトビー・ニューマン、祖父役にパブロ・ヴェラ、母役にラニー・ハリソン、父役にダニエル・イラ・スヴェルドリクが名を連ねる。スタッフは、原案・監督・音楽をメレディス・モンク、撮影をジェリー・パンツァー、美術・衣裳をヨシオ・ヤバラ、プロデューサーをキャサリン・タッジとドミニク・ラッスールが務めた。

『エリス・アイランド』:移民の記憶を紡ぐ詩的短編

併映される『エリス・アイランド』は、1892年から1954年まで移民の窓口であったエリス島を舞台にした短編映画。今は廃墟となった移民局のホールで、ヨーロッパからアメリカへ渡った人々の入国審査での体験を、ヴィンテージ写真を彷彿とさせる美しい映像で綴る詩的な作品だ。

本作も『ブック・オブ・デイズ』同様、原案・監督・音楽をメレディス・モンクが手掛け、プロデューサー・共同監督はボブ・ローゼン、撮影はジェリー・パンツァー、共同プロデュースはGreenwich Film AssociatesとZDF Germanyが担当した。日本ではかつてユーロスペース配給により1992年から1993年にかけて公開されている。

上映詳細と割引情報

上映は渋谷ユーロスペースにて、7月25日から30日までの6日間、1日1回。料金は1,700円均一。さらに、『ブック・オブ・デイズ』の半券またはチケット購入画面を提示すると、『メレディス・モンク 踊る声、歌う身体』が一般料金2,000円のところ1,800円で鑑賞できる割引特典がある。

メレディス・モンクの初期監督作品を大スクリーンで堪能する貴重な機会。歴史と現代が交錯する2作品をぜひ劇場で体感してほしい。

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