皆生温泉に100万個のシャボン玉、閑散期にぎわい創出へ 米子市が対策
皆生温泉に100万個のシャボン玉、閑散期対策始まる

鳥取県米子市や同市観光協会などが、県内有数の観光地・皆生温泉エリアの閑散期対策に乗り出している。夜の海遊ビーチの砂浜に映像を投影するプロジェクションマッピングに加え、冬にはジャズ演奏やダンスのイベントも企画。年間宿泊者の上積みを目指す。

入湯客数トップも閑散期は減少

県の統計によると、県内10温泉地のうち、昨年の入湯客数は皆生温泉の41万5098人(前年比8078人増)がトップで、全体の42・7%を占めている。

皆生温泉エリアの宿泊施設の利用者数は、海水浴客などでにぎわう8月と比べ、9月は約1万人減少する傾向にある。昨年は7月は約3万4000人、8月は約4万5000人、9月は約2万9000人で、大きく減少した。宿泊施設の経営安定のためにも、年間を通して観光客数を底上げすることが課題となっている。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

プロジェクションマッピングとシャボン玉ショー

対策として、米子市は1100万円の予算を計上し、今月5日から、海遊ビーチでプロジェクションマッピングを始めた。「渚のアクアリウム」と題し、夜の砂浜にクラゲやマグロ、波模様を青色の光で映し出している。27日まで毎日午後8~9時、8分間の映像を計3回投影する。

初日の5日に訪れた松江市の女性会社員(32)は、「迫力があってきれい。夜のビーチは新鮮で、家族みんなで楽しめたのが良かった」と話していた。

この日は、砂浜近くの「皆生プレイパーク」で100万個以上のシャボン玉を放つナイトショーを米子市観光協会が同時開催。鳥取市から訪れた会社員の女性(21)は「インスタ映えしてテンションが上がった」と笑顔だった。

今後の取り組みと目標

この日だけで約1万人が訪れ、米子市の担当者は「上々な滑り出し」と手応えを感じている。今後、宿泊施設の利用者数も集計して分析する予定という。

また、雪などで客足が遠のく2月にも、エリアの歩道を竹灯籠で照らす企画やジャズライブ、ダンスイベントの開催を計画している。さらに、周辺の宿泊施設を予約する際、1人なら1泊3000円分、2人以上は1泊5000円分のクーポンも発行する。

市によると、皆生温泉の年間利用者数は約30年前は70万人だったが、近年は40万人台まで減少。今年は、12年ぶりに42万人台を目指す。担当者は「市の重要な観光資源を活用した新たな取り組み。まずは多くの人に知ってもらい、エリア一帯のにぎわい創出につなげたい」としている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ