岩手銀行赤レンガ館(盛岡市)で保存修復工事が完了し、建設当時の吹き抜けがよみがえった。設計は辰野金吾とその弟子による合作で、繊細さと重厚さを併せ持つ内部が公開されている。
約100年使われた営業室の吹き抜けが復元
大きなシャンデリアが下がる高い吹き抜けの広いホール。窓から差し込む光が、内部のアメ色の木材と大理石を照らす。回廊の手すりや天井の装飾など、細部まで美しい。
この空間は、多くの行員が机を並べる営業室として約100年使われてきたという。働いていた人たちは、さぞかし誇らしい気持ちだっただろう。
建築史に残る師弟の合作
赤レンガ館は、東京駅の設計で知られる辰野金吾が手がけた建築の一つ。今回は、その弟子との合作であることが改めて注目されている。
保存修復工事では、建設当時の姿を忠実に再現するため、細部まで丁寧な作業が行われた。吹き抜けの復元により、当時の華やかな空間が現代によみがえった。



