皇室に受け継がれた美術品を収蔵する皇居三の丸尚蔵館(東京都千代田区)は4日、7年間にわたる新装工事が終わり、11月3日に全面開館すると発表した。
特別展やカフェも
全面開館に合わせ、正倉院宝物など皇室ゆかりの名品約190件を入れ替えながら公開する「皇室の至宝―美いづるところ」(11月3日~2027年1月24日)など三つの特別展を開催する。また、宮内庁は向かいにカフェを併設した「大手休憩所」をオープンする。
1993年開館から現在まで
皇居三の丸尚蔵館は皇室に代々受け継がれた名品の保存、研究、公開のため、1993年に宮内庁が所管する宮内庁三の丸尚蔵館として皇居・東御苑で開館。2019年から収蔵庫と展示室拡充のための工事が始まった。2023年に管理、運営が国立文化財機構へ移管され、皇居三の丸尚蔵館の名称で一部が開館した。
施設の概要と収蔵品
全面開館する施設は、当初の8倍にあたる計1280平方メートルの展示室を備え、映像の上映や講演会、ワークショップなどの催しも可能な講堂も設けられた。収蔵品は約6300件で、2021年からは文化庁による指定が始まり、現在までに10件が国宝に、13件が重要文化財に指定された。



