大分県日田市の夏を彩る伝統行事「日田祇園」の曳山行事(7月25、26日)を前に、19日夜、JR日田駅前で山鉾9基が勢ぞろいする集団顔見世が行われた。けんらん豪華な山鉾が祇園ばやしの優雅な音色に乗って登場し、見物客を魅了した。
隈・竹田地区と豆田地区の山鉾が競演
集団顔見世には、隈・竹田地区と豆田地区の山鉾9基が参加。各山鉾は威勢の良いかけ声に合わせて方向転換する「腰切り」を披露し、祭りの本番を前に観客の期待を高めた。日田祇園山鉾振興会の草野圭次会長が合図を送ると、山鉾に取り付けられたちょうちんが一斉に点灯。闇夜に浮かび上がる山鉾の美しい姿に、見物客から大きな歓声が湧き起こった。
ユネスコ無形文化遺産の曳山行事
日田祇園の曳山行事は、国の重要無形民俗文化財に指定されるとともに、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている。祭り本番では、地区内を山鉾が巡行し、夜にはちょうちんに照らし出された「晩山」を楽しむことができる。日田市の夏の風物詩として、毎年多くの観光客が訪れる。
地元の熱気と伝統の継承
集団顔見世には地元住民や観光客らが詰めかけ、祭りの雰囲気を満喫した。草野会長は「今年も無事に顔見世を迎えられてうれしい。本番ではさらに迫力ある曳山を見せたい」と話した。日田祇園は、地域の伝統を次世代に継承する重要な行事として、今後もその魅力を発信していく。



