内陸の大分県日田市、太古は海だった…化石展で160点展示
内陸の日田市、太古は海だった…化石展で160点

内陸部の大分県日田市に太古の海があったことを体感できる企画展「太古の日田の海ものがたり」(読売新聞西部本社など後援)が、同市上城内町の市立博物館で開かれている。市内外で見つかった海の生き物や植物などの化石約160点を展示。一部は触ることもできる。会期は9月6日まで。

始新世の温暖な海

海があったのは「始新世」と呼ばれる約5600万~3400万年前の地質時代。年間の平均気温は現在より5度以上も高かった。始新世初め頃の海は現在の福岡県大牟田市周辺から日田市上津江町を抜け、福岡県東峰村まで入り込んでいたといい、これらの地域では熱帯や亜熱帯でしか見られないヤシの仲間をはじめ、日本では絶滅したメタセコイアなどの花粉の化石が発見されている。

内海が広がった日田市

始新世の中頃には海岸線は九州の奥深くまで入り込み、日田市も西側のほぼ半分は「暖かくて浅い、きれいな内海」が広がっていたという。会場には、こうした地質時代を物語る化石が並び、来場者は太古の情景に思いをはせることができる。

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