「全日本カブト虫相撲大会」勝ち上がるコツは? 佐賀・太良町の夏恒例イベント主催者に聞く
カブト虫相撲大会のコツは?佐賀・太良町の主催者に聞く

佐賀県太良町で毎年夏に開かれる「全日本カブト虫相撲大会」は、県内外から子どもたちが参加する夏恒例の人気イベントだ。大会を主催する同町の社会福祉法人「佐賀西部コロニー」は、障害者の就労支援の取り組みとして、カブトムシの養殖や販売も手がける。法人理事の竹下和樹さん(57)に、活動内容や大会の歩みなどを聞いた。(立山芽衣)

設立の経緯と現在の事業

「法人を設立した村井公道さん(故人)が1984年4月に事業を開始した。当時は県西部に障害者を受け入れる施設がなく、地域住民からの要望を受けて始めた。現在は太良町と白石町に障害福祉サービス事業所2か所、障害者支援施設、グループホーム、相談支援事業所が各1か所ある」

カブトムシ養殖の取り組み

「村井さんが法人のブランディングの一つとして考案し、事業開始と同時に就労継続支援B型の事業所『昆虫の里』を開設して始めた。当初は山に入って幼虫を集め、養殖に乗り出したそうだ。現在はカブトムシ約1万匹をはじめ、オオクワガタやヒラタクワガタも3000~5000匹ほど養殖している。カブトムシは6月中旬から8月のお盆頃まで、昆虫の里や道の駅太良などで販売している」

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「昆虫の里には35人の障害者がおり、カブトムシなどの養殖のほかにも、木工製品づくりや園芸作業に励んでいるが、木工で出た木くずや法人所有の竹林で採れた竹チップをカブトムシなどの養殖に使っており、養殖で出た有機堆肥は園芸に活用している。地域の畜産業者やキノコ生産者とも連携し、循環型のリサイクル事業になっている」

大会の特徴と運営

「法人設立の翌年から、夏休みの最初の日曜に開いており、今年で39回目を迎えた。出場資格は4歳以上小学生以下。直径20センチ、高さ18センチのクヌギの土俵でカブトムシを戦わせる。角を相手の胴体の下に入れて投げる『角投げ』、相手が恐れて逃げ出す『にらみだし』などの決まり手がある。法人の職員や障害者が行司や参加者の案内といった大会運営を担っている」

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