裕福な令嬢と孤独な奨学生、映画制作通して引かれ合う『ユー+ミー』Prime Videoで独占配信
裕福な令嬢と孤独な奨学生、映画制作通して引かれ合う『ユー+ミー』

フランス発のヤングアダルト(YA)ロマンス映画『ユー+ミー 〜世界が敵でも〜』が、9月18日よりPrime Videoで独占配信されている。主演は、イタリア最後の国王ウンベルト2世のひ孫にあたり、本作が映画初主演作となるヴィットーリア・ディ・サヴォイアと、ルーカス・バルスキ。Prime Videoがドイツで開催した国際イベント「オブセスト・リトリート:クラス・オブ’26」に登壇した二人が、正反対の男女を演じた思いや、撮影を通して育んだ関係について語った。

正反対の二人が映画制作を通じて接近

主人公のアルマ・ランカスターは、裕福な家庭に育ち、家業である法律事務所の後継者になることを期待されている。しかし、家族には黙って大学で映画学を専攻し、本当に望んでいた夢への一歩を踏み出していた。一方、ヴァディム・アルカディは施設で育ち、暗い過去を抱えながら、奨学生として同じ大学で映画を学んでいる。

自分とは共通点がなく、無愛想で悪いうわさのあるヴァディムに、当初は戸惑うアルマ。だが、授業でペアを組み、進級を懸けて一本の映画を作る“運命共同体”となったことで、二人は次第に距離を縮めていく。

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互いの秘密と脅迫に追い詰められる展開

親が敷いたレールから外れようとするアルマと、一度も自分の居場所を与えてくれなかった世界に傷を隠すヴァディム。二人は互いの中に、ありのままの自分でいられる場所を見つけていく。しかし、アルマは家族へのうそを、ヴァディムは誰にも明かしていない秘密を抱えていた。やがて何者かがアルマを脅迫し始め、二人は徐々に追い詰められていく。

アルマを演じるヴィットーリアは、役柄について「とても勇気のある女性」と紹介。「家族に縛られた環境から抜け出すために、さまざまな行動を起こします。とても勇敢な女性で、私はそこに引かれました」と明かした。

出演者が語る役柄への思いと撮影の舞台裏

ヴァディム役のルーカスは、最初にあらすじを読んだ際には「いわゆる不良のような“バッドボーイ”」だと受け止めたという。しかし、人物を掘り下げるうちに、その印象は変わっていった。「その内面にはいくつもの層があります。彼の過去や両親との関係など、さまざまな背景を抱えている。それが、とても興味深いと思いました」

オーディションの段階から互いの相性の良さを感じていたという二人。撮影を重ねるにつれて距離はさらに近づき、現場ではよく笑い、ふざけ合っていたそう。ヴィットーリアは、観客に注目してほしいところとして、「一緒に笑っている場面や、同じ情熱を分かち合う場面など、二人の愛が表れている瞬間」を挙げた。

スタッフも初長編、新世代のYAロマンスを届ける

ヴィットーリアにとって、本作は映画デビュー作。マノン・ゴラン監督や、多くの技術スタッフにとっても初めて手がける長編映画だったという。「不健全な関係性に頼らない、新しい世代に向けたYAロマンスの波を届けられているんじゃないかと思います」

ヴィットーリアは、作品を特別なものにした理由について、「作品を愛し、魂を注ぎ込んでくれた心優しい人たちによって作られたから」と説明。「全員がすごく情熱的で、一丸となって取り組みました。だからこそ、この映画は愛で作られた特別な作品になったのだと思います。今こそ愛が必要ですから」と語った。

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一方、完成作を見たルーカスは、「熱に浮かされた夢を見ているような感覚」を覚えたという。「どこかノスタルジックな雰囲気が漂っていました。過去を振り返っているような感覚というか。もし続編があって、第1作を“過去”、次を“現在”として同じキャラクターたちを描き続けられたら面白いだろうなと思います」

親の期待と自分の夢、裕福な家庭と施設育ち、そして互いに隠している秘密。正反対に見える二人が、映画への情熱を通して心を通わせていく『ユー+ミー 〜世界が敵でも〜』は、Prime Videoで独占配信中。