ヨン・サンホ監督のサスペンス・ミステリー『顔 -かお-』(2026年8月28日公開、配給:ツイン)の映画人コメント入りポスターが公開された。
トロント国際映画祭で反響、青龍賞10部門ノミネート
本作は、ヨン監督が2018年に発表した自身初のグラフィックノベルを映画化したもの。2025年の第50回トロント国際映画祭「スペシャル・プレゼンテーション」部門でワールドプレミアされ、大反響を巻き起こした。韓国を代表する映画賞である青龍賞では、作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞など10部門にノミネートされている。
実力派キャストと映画人からの絶賛コメント
主人公ドンファンとその父親ヨンギュを演じるのは、ともにヨン監督の過去作品に出演経験のあるパク・ジョンミンとクォン・ヘヒョ。パク・ジョンミンはドンファンと若き日のヨンギュの一人二役に挑む。40年前に突然姿を消した妻チョン・ヨンヒ役をシン・ヒョンビン、ドキュメンタリー番組プロデューサーのキム・スジン役をハン・ジヒョン、縫製工場の社長ペク・チュサン役をイム・ソンジェが演じる。
公開されたポスターには、ギレルモ・デル・トロ監督をはじめ、日本や韓国の映画人、劇場関係者ら16名のコメントが掲載されている。Netflixシリーズ『ガス人間』(2026)でヨン監督と共同制作した片山慎三監督は「ラストの「顔」が観客に真実を突きつける。心が裸にされたような感覚になりました。」とコメント。石井裕也監督は「人の顔=極上のサスペンスが堪能できる素晴らしい映画。」と称賛した。精神科医の名越康文医師も「こんな不思議な映画がかつてあっただろうか。たった2時間足らずで、自分の感覚、知性、美意識さえも深い混沌の中に投げ込まれていることを、あなたは思い知るだろう。」と絶賛している。
1970年代の韓国を舞台にしたデザインと衝撃のラスト
ポスターのデザインは、本作の舞台である1970年代の韓国の高度成長期を想起させるもの。中央には「炎上寸前のタブー、剝き出しの本音と嘘。その顔は、絶対に言わないでください―。」というコピーが掲げられている。衝撃的なラストシーンは「最も罪深く、醜いのは誰なのか?」という問いを観客に突きつける。16名のコメントは公式サイトで閲覧できる。
ストーリーは、生まれつき目が見えないハンデを克服し、韓国随一の篆刻家として名を馳せたイム・ヨンギュ(クォン・ヘヒョ)と、その息子ドンファン(パク・ジョンミン)が、40年前に消息不明になった母親チョン・ヨンヒの遺体発見を機に、その死の真相を追うというもの。行く先々でヨンヒが「醜い顔」をしていたとの証言を聞き、ショックを受けるドンファンがたどり着く真実とは。



