映画『さとこはいつも』(9月18日公開)の公式サイトが8月12日に更新され、同作の関係者を装った悪質な詐欺被害が発生したことを伝えた。同作は有村架純、石田ひかり、姫野花春がトリプル主演を務める沖田修一監督の最新作。
高額な金銭被害と個人情報の詐取が発生
サイトでは「誠に残念ながら、本映画のPR案件を騙り、実際に高額な金銭被害が発生し、また、個人情報(本名・住所・電話番号・メールアドレスだけでなく、マイナンバーカード表裏の画像を含みます。)を詐取される被害が発生しました」と報告。現在は警察への情報提供などの対応を進めているという。
その上で「被害の拡大を防ぐため、以下長文になりますが、この度当方にて把握しました非常に悪質な手口をお知らせいたします。皆様におかれましては、くれぐれもご注意いただきたく、決して相手の要求に応じたり、送金や個人情報の送信をしたりしませんよう、お願い申し上げます」と呼びかけている。
具体的な詐欺の手口を公開
公開された報告全文によると、まずSNSのDMで「映画のPR案件を依頼したい」と持ちかけ、公式LINEを騙る偽アカウントや偽サイトへ誘導する手口が確認されている。その後、偽の「業務委託契約書」を送付して信用させ、報酬を支払う名目で外部の電子契約・出金プラットフォーム(偽サイト)に個人情報を登録させるという。
偽サイトのURLとして「45job[.]com」や「50job[.]com」が用いられた事例が把握されているが、今後もドメインを変えて詐欺行為が行われる可能性があるとしている。
さらに、プラットフォーム上に架空の報酬額(例:14万円)を入金したように見せかけた後、「登録された口座情報に誤りがあり出金できない」「信用スコアが低下した」と誤信させ、出金手続きを再開させる名目で、信用スコア回復のための「管理主体確認」費用や「信用保証金」、架空の審査費用など、いくつもの名目で次々と送金を要求するケースを確認。支払先として個人のPayPayアカウントや個人名義の銀行口座が指定される場合もあるという。
注意喚起と相談窓口の案内
公式サイトでは「本映画関係者が、皆様に対し『信用スコア回復』『保証金』などの名目で、金銭の支払いを要求することは絶対にありません」と明言し、本人確認書類の画像や個人情報を送信しないよう注意を促している。
万が一被害に遭った場合は、管轄の警察署や警察相談専用電話「#9110」、消費者ホットライン「188」に相談するよう案内。金銭を振り込んでしまった場合は、利用の金融機関や決済サービス会社にも直ちに連絡するよう求めている。また、被害金の回復や返金の代行をうたって手数料を求める連絡は二次被害のおそれがあるため、応じないよう注意を呼びかけている。



