脚本家で俳優の宮藤官九郎が28日、都内で行われた映画『時には懺悔を』初日舞台あいさつに登壇。本作に俳優として出演している宮藤だが、「ひげと貧相な上半身がよかった」と、まさかの外見を褒められたことを自虐まじりに明かした。
「上半身は役作りじゃない」と苦笑い
本作は、『下妻物語』『嫌われ松子の一生』『告白』などで知られる中島哲也監督が、打海文三氏の同名小説(角川文庫/KADOKAWA)を映画化した作品。映像化は不可能ともいわれた原作に、中島監督が18年にわたる構想を経て挑んだ意欲作となる。
物語は、過去に傷を抱えながら生きる大人たちが、1つの“小さな命”との出会いをきっかけに、凍りついていた心を少しずつ揺り動かされていくヒューマンミステリー。重厚なサスペンスと繊細な感情ドラマが交錯する内容で、人間の罪や赦し、再生を描く。
役とマッチした姿に監督も絶賛
そんな本作で宮藤は、重い障がいのある息子を一人で育て、介護に明け暮れている秋野哲夫という役を熱演。SNSでもその演技力に多くの反響が寄せられたそうだが、試写で観ていた人からも「すごく褒められた」という宮藤。「その人に『どこがよかった?』と聞いてみたら、『ひげと貧相な上半身がよかった』と言っていた。ひげは役作りなんですけど、上半身は役作りじゃないので(笑)。でもよかったです貧相な体で」と苦笑いだった。
それを聞いた中島監督は「上半身が貧相なことは、昔から一緒に何回か仕事して分かっていましたから。だからシャツを着替えるシーンを入れていますね(笑)。誰も憧れない裸だと思いましたけど(笑)」といじり、会場を笑わせた。しかし、その姿が「なんか、秋野でしたね」と役とマッチしていたと絶賛していた。
舞台あいさつには西島秀俊、満島ひかり、宮藤官九郎、柴咲コウ、中島哲也監督も出席した。



