『キングダム 魂の決戦』(2026年公開)が、公開3週目で興行収入43億円を突破した。シリーズ第5作目となる本作は、第4作『キングダム 大将軍の帰還』(2024年)で80.3億円を記録した勢いを受け、100億円超えの可能性も現実味を帯びている。
シリーズ累計で大ヒットを記録
本シリーズは、第1作『キングダム』(2019年)で57.3億円、第2作『キングダム2 遥かなる大地へ』(2022年)で51.6億円、第3作『キングダム 運命の炎』(2023年)で56億円と、すべて50億円を超えるヒットを記録。第4作では80億円台へと一気に興収を伸ばした。
昨今の市況において、邦画実写で50億円を超えるヒットは簡単に生まれるものではない。そうしたなか、本シリーズはそれをデフォルトにするシリーズ強度があり、さらにそのヒット規模を拡大する稀に見るタイトルとなっている。
人気の背景にあるスペクタクルアクション
なぜ本作はそこまで大きな人気を得ているのか。まずひとつは、壮大なスケールのスペクタクルアクション超大作になっていることがある。
物語は、秦、楚、斉、燕、趙、魏、韓の7つの強国が中華の覇権を巡ってさまざまな知略、謀略を繰り広げるなか、領土の拡大と敵国の殲滅を画策して起こる戦争を描く。その過程には、戦争下における敗れた国の民が受ける略奪、凌辱、虐殺がある。双方によって繰り返される惨劇の怨念が募り、さらなる壮絶な戦火につながっていく。



