映画『キングダム』音楽の裏側:疾走感表現にロック要素、やまだ豊が語る
『キングダム』音楽の裏側:疾走感にロック要素

2026年7月5日、都内で開催された映画『キングダム』シネマコンサートのスペシャルトークセッションに、主演の山崎賢人(※崎=たつさき)、橋本環奈、佐藤信介監督、そして音楽を手がけたやまだ豊氏が登壇。2019年に公開された第1作目の音楽制作の裏側が明かされた。

疾走感を生むためにロック要素を導入

やまだ氏は、撮影済みの映像を見ながら音楽を作成したと説明。特に山崎演じる信が全力で走るシーンについて、「走るというか、走らざるを得ないという運命に押されて走るので、オーケストラだけだとちょっと真面目になりすぎちゃう」と語り、ロックの要素を取り入れることで疾走感を表現したという。

佐藤監督もこのテーマ曲について、「まだシリーズにするか決めてなかったんですけど、テーマだけは毎回聞いても胸が熱くなるというテーマに作りたいと思って作りました」と振り返った。このテーマ曲はシリーズを通して使用され、観客の心を掴んできた。

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4作目で一区切り、最新作は「別次元のキングダム」

佐藤監督は、4作目までを「1つの大きな物語をくるむ形で作っていった」と総括。しかし最新作については「別次元の『キングダム』」と表現し、「新しいスタイルに挑戦しています」と意気込みを語った。

音楽面でも変化があった。やまだ氏は「音楽的にも1つの大きな終わりを迎えてしまった」と話し、最新作に向けて「山崎さんが背負われているものの種類が変わったと思っておりまして、責任感、大人になった信を走らせる、そういうイメージで書きました」と明かした。これにより、主人公・信の成長に合わせた音楽が生み出された。

シリーズの成功と最新作への期待

映画『キングダム』シリーズは、原泰久氏の同名漫画を原作とし、紀元前の中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍を夢見る戦災孤児・信と、中華統一を目指す若き王・エイ政の物語を描く。2019年の第1作から始まり、2022年『キングダム2 遥かなる大地へ』、2023年『キングダム 運命の炎』、2024年『キングダム 大将軍の帰還』と4作品を公開。シリーズ累計動員数は1734万人、興行収入は245億円を突破している。

そして2026年7月17日には、最新作『キングダム 魂の決戦』が公開される。今回のイベントでは、東京フィルハーモニー交響楽団による生演奏と共に第1作の映像が上映され、観客は音楽と映像の融合を楽しんだ。

橋本環奈は白のワンピース姿で登場し、会場を華やかに彩った。トークセッションでは、山崎賢人と橋本環奈が撮影の思い出や共演者とのエピソードを披露し、会場は笑いに包まれた。

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