濱口竜介監督『急に具合が悪くなる』米アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表に決定
濱口監督『急に具合が悪くなる』アカデミー賞日本代表に

濱口竜介監督の最新作『急に具合が悪くなる』(公開中)が、「第99回米アカデミー賞」の国際長編映画賞部門における日本代表作品に決定した。今後は、各国・地域の代表作品から候補作が絞り込まれ、2027年3月に受賞作品が発表される予定となっている。

2度目の日本代表選出

濱口監督の作品が日本代表に選出されるのは、『ドライブ・マイ・カー』以来、2度目。同作は第94回米アカデミー賞で、作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の4部門にノミネートされ、国際長編映画賞を受賞した。

カンヌでの快挙と世界展開

『急に具合が悪くなる』は、今年5月の「第79回カンヌ国際映画祭」で、主演のヴィルジニー・エフィラと岡本多緒が最優秀女優賞を共同受賞。岡本は、日本人として初めて同映画祭の女優賞を受賞する快挙を成し遂げた。その後も、ロカルノ国際映画祭でエフィラがレオパード・クラブ賞を受賞。トロント国際映画祭、ニューヨーク映画祭、サン・セバスチャン国際映画祭への出品も決まっている。

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フランスでは今月公開され、濱口監督作品として過去最高の動員を記録。スイスでも公開され、北米では11月に一般公開予定。現在、70以上の国と地域での配給が決定している。日本では6月19日の公開から2ヶ月以上を経てもロングラン上映が続いている。

物語のあらすじ

物語の舞台は、パリ郊外にある介護施設「自由の庭」。施設長のマリー=ルー・フォンテーヌは、入居者を人間らしくケアすることを理想としながら、人手不足やスタッフの無理解に悩まされていた。そんな中、マリー=ルーは、がんと闘いながら舞台を演出する日本人の森崎真理と出会う。真理が手がけるのは、自閉スペクトラム症の孫・智樹と行動をともにする俳優・清宮吾朗の一人芝居。その演劇に勇気をもらったマリー=ルーと真理は、名前の響きが似ている偶然にも導かれ、交流を深めていく。しかし、“急に具合が悪くなる”真理。病の進行とともに2人の関係は劇的に深まり、やがて互いの魂を通わせていく。

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