「結婚相手は一番好きな人か安心できる人か」という悩みが、ユーザー投稿サイト「発言小町」に寄せられた。20代半ばの女性が、「一番好きな相手」(Aさん)と「一番好きとは言えないけれど、自分を大切にしてくれる相手」(Bさん)のどちらと結婚すべきか迷っている。
トピ主さんは「比較して選ぶのは不誠実だと自覚しつつも、優しい言葉でアドバイスをいただけないか」と読者に意見を求めている。
どちらにも幸せがあるなら、心が引かれるのは?
投稿には「相手が自分のことを一番に思い、結婚を真剣に考えてくれているという前提があるとして」という記述があり、両者ともその前提で考えられる。
まずは「どちらにも幸せがあるとしたら、自分はどちらを選びたいのか」という問いに向き合うことが提案されている。Aさんについては、居心地の良さ、見た目の好み、尊敬できるか、一生愛し抜ける自信があるかといった点で勝っているという記述がある。一方で、Aさんは自己中心的で、嫉妬や子育てへの不安があるため、「ハイリスク・ハイリターン」と感じているようだ。
Bさんについては、「心が安定した日々を過ごすことができそうだし、長年一緒にいれば情は湧いてくるだろうとも思う。親からも『愛情より信頼だ』と言われてきた」と記述されている。しかし、心のどこかで「Aさんと結婚していたら……」と比較してしまいそうだという懸念もある。
「安心」の裏にある矛盾
Bさんを「安心できる人」とタイトルに書いているが、「裏切られたら」と考えている時点で、Bさんを100%安心できる存在だと思えていない。もしかしたらBさんへの評価は、Aさんと比較しての所感かもしれない。
Bさんと結婚すれば、Aさんは人生からいなくなる。Aさんとの恋愛に不安があるからこそ、Bさんの愛情に価値を感じているのだとすれば、Aさんがいなくなった後もBさんに同じ価値を見いだせるのか、自分に向けられる愛情に感謝できるのかを考える必要がある。
「覚悟してリスクを取る」か「自分への信頼を育てる」か
以上を踏まえ、ライターは二つの選択肢を提示する。
- (1)「失敗したらやり直せばいい」と覚悟を決め、今の心に従って選択する
- (2)相手に関係なく「安定した精神状態でいられる自分」に成長し、それから結婚を考える
(1)については、命や財産のように取り返しのつかないリスクは避けるべきだが、失敗してもやり直せるならリスクを取るのも選択肢だ。トピ主さんは過去に何度か浮気された経験があり、人を信頼することが難しいと感じているが、それでも結婚に飛び込むなら、「この人と愛情や信頼を育んでいきたい」と思える相手との未来に賭けてみてはどうか。
(2)については、誰と一緒にいても不安が消えないなら、問題は相手ではなく自分自身の心の状態にあるかもしれない。今の精神状態のままどちらかを選ぶより、話を保留にして「何があっても私なら大丈夫」と思えるように自分への信頼を育てることが提案されている。
自分自身と向き合い、自分の生き抜く力を信じるために必要なものを得る努力をし、「自分で選んだ以上、この選択によって私は幸せになるんだ」と決心できるようになったら、結婚を決めるという順序だ。もしかしたら、迷いなく結婚を決心できる相手はAさんやBさん以外の男性かもしれない。



