ブラッド・ピット率いる映画製作会社プランBエンターテインメントが手がける青春映画『Olmo(原題)』が、『オルモと夏のステレオ』の邦題で2026年11月20日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開されることが決まった。あわせてメインビジュアルと本予告が公開されている。
第75回ベルリン国際映画祭で上映され批評家から絶賛
本作は、14歳の少年オルモと、病気で寝たきりの父に振り回されるロペス家の“最低で最高な1日”を、ほろ苦いユーモアと温かなまなざしで描く。第75回ベルリン国際映画祭パノラマ部門で上映され、「今こそ必要な一本─Deadline」「たった一日の出来事が、永遠に心に刻まれる─ The Moveable Fest」「青春映画の新たな傑作─IndieWire」と批評家から高い評価を得ている。
監督は、『ニューオーダー』(2020)でヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞を受賞したミシェル・フランコと、メキシコ出身のフェルナンド・エインビッケ。エインビッケは脚本も担当し、2004年の長編デビュー作『ダック・シーズン』がカンヌ国際映画祭でプレミア上映され、メキシコのアリエル賞で11部門を受賞。3作目の『CLUB SANDWICH』(2013)ではサン・セバスチャン国際映画祭最優秀監督賞を受賞するなど、アメリカのインディペンデント映画界でも評価されてきた。長編監督作としては12年ぶりとなる本作では、思春期の恋、友情、親への反発、家族の愛情を、1979年の空気感とともに描く。
主人公はオーディションで抜擢されたアイヴァン・ウタパ
主人公オルモを演じるのは、オーディションで選ばれたアイヴァン・ウタパ。オルモが想いを寄せる幼なじみのニーナ、病気で寝たきりの父ネストル、家族を支える母セシリア、姉アナ、親友ミゲルら個性豊かな登場人物が、家族に巻き起こる“最低で最高な1日”を形づくる。
作品を彩るのは、レコード、一体型ステレオ、ローラースケート、真っ赤なフォード・マスタング、カウボーイシャツにトニー・ラマのブーツなど1979年を感じさせるアイテム。ニューメキシコの乾いた光と土ぼこりがフィルターになったような映像も魅力だ。
メインビジュアルと本予告が公開
公開されたメインビジュアルは、鮮やかなターコイズブルーの空を背景にタイトルロゴ“OLMO”を大きく配置したポップなデザイン。レコードやカセットテープ、ローラースケート、真っ赤な車などが散りばめられ、下にはオルモと家族、友人ミゲルら5人の姿が映る。「宝物みたいな、あの時代――」のコピーとともに、懐かしい“あの頃”の空気を閉じ込めた仕上がりだ。
本予告では、隣に住む幼なじみのニーナ(メラニー・フロメタ)に夢中な14歳のオルモが、病気で寝たきりの父の世話を任され、思いがけない出来事に巻き込まれていく様子が描かれる。ニーナから「ステレオを貸してくれる?」と頼まれ、親友ミゲル(ディエゴ・オルメド)とパーティに行けると喜ぶオルモだが、母は仕事へ、姉も家を出てしまい、父の世話をすることに。思い通りにならない現実に苛立ち、父に反発するオルモは、やがてミゲルとともにステレオを車に積み、夜の町へと繰り出す。レコードが流れ、ミラーボールが回る部屋で踊り、車の中で音楽に身を委ねるふたり。楽しい夜の一方で衝突も起こる。少年の一日を通して、初恋への淡い期待、友情、親への反発、不器用な家族の愛のかたちが浮かび上がる。
ストーリーとスタッフ
1979年、アメリカ・ニューメキシコ州。14歳のオルモは身動きが取れずにいた。本当なら親友ミゲルと遊びたいのに、この日は病気で寝たきりの父の世話を任されていた。そんななか、憧れの幼なじみニーナからパーティに誘われ、どうにか役目を抜け出そうと奮闘する。やがてその小さな企みは、すれ違いを抱えた家族をも巻き込み、オルモはいたずらと混乱に満ちた忘れられない一夜へと足を踏み入れていく。
出演者は、ネストル役にグスタボ・サンチェス・パラ、オルモ役にアイヴァン・ウタパ、ミゲル役にディエゴ・オルメド、セシリア役にアンドレア・スアレス・パス、アナ役にロサ・アルメンダリス。監督はフェルナンド・エインビッケ、脚本はエインビッケとバネッサ・ガルニカ、製作はデデ・ガードナー、ジェレミー・クライナー、エレンディラ・ヌニェス・ラリオス、ミシェル・フランコが務める。配給はスターキャットアルバトロス・フィルム。



