TBS日曜劇場『VIVANT』の続編『VIVANT2』が期待とともにスタートし、早くもそのロケ地が話題となっています。ロケ地研究家でありコンテンツツーリズム研究家でもある筆者が、ドラマに登場する“聖地”の魅力を解説します。
物語の舞台はアゼルバイジャンへ
今後、物語の舞台はモンゴル(作中では架空国家「バルカ共和国」という設定)からロシアを経由して「アゼルバイジャン」に移っていきます。黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地方に位置する、日本の約4分の1の面積の国です。かつてシルクロードでヨーロッパとアジアを結び、中東諸国の文化が混じり合った交易地時代の独特な雰囲気が残る土地柄として知られます。
今作では首都バクーでも大規模な撮影が行われ、街のシンボルである「フレイムタワー」がドラマに登場。石油・天然ガス資源が豊富で「火の国」と呼ばれることから、炎をモチーフにしたデザインがひときわ目を引きます。
旧ソ連時代の地下鉄での撮影も
バクーの街には旧ソ連時代に開通した地下鉄があり、駅だけでなく、営業時間外に列車を貸し切っての撮影が行われたとのこと。そのスケールの大きさに驚かされます。
埼玉県行田市で4000人のエキストラ動員
映画『のぼうの城』(2012年)の舞台地として知られ、『翔んで埼玉II』(2023年)やTBS日曜劇場『陸王』(2017年)のロケ地にもなった埼玉県行田市でも撮影が実施されました。同市では4000人のエキストラを使った大規模な撮影が行われ、募集時に「『弔問客』役として50~70歳代の男女」という条件が記されていたことから、「誰が亡くなったの!?」と放送前から話題を呼んでいました。
地上波ドラマとしては規格外の規模で撮影された『VIVANT』。今後のストーリー展開とともに、それぞれの“聖地”がどのように描かれていくのか、日曜日の夜に私たちを楽しませてくれることでしょう。



