2026年に放送されるNHK大河ドラマ第65作『豊臣兄弟!』で、織田信澄役を務める緒形敦がコメントを寄せた。同作は豊臣秀吉の弟・秀長(仲野太賀)を主人公に、戦国時代を描くエンターテインメント作品だ。
緒形敦、父の大河ドラマがきっかけで歴史に興味
緒形は「父(緒形直人)が織田信長役を務めた大河ドラマ『信長 KING OF ZIPANGU』を小学生のときに見たことがきっかけで、歴史に興味を持つようになりました。なかでも一番好きなのが戦国時代です」と語る。今回の出演が決まり「本当にうれしかった」と喜びを表現。「織田信勝(中沢元紀)の息子・信澄という大きな役を任せていただけたことを、とても幸せに感じています」と述べた。
撮影現場の雰囲気と共演者への思い
撮影現場については「男子校のような雰囲気で、最初にご挨拶させていただいたときも、皆さんが『うぇーい!』と盛り上げてくださって(笑)。みんなで作り上げていこうという意気込みを感じましたし、とてもアットホームな環境でお芝居をさせていただきました」と振り返る。主演の仲野太賀については「周囲への気配りが行き届いていて、誰にでも気さくに話しかけていらっしゃいます。現場にいるみんなを幸せにしたいという思いがひしひしと伝わってきて、とても尊敬する方です」と称賛。秀吉役の池松壮亮とは「本当の兄弟では?と思うくらい、お芝居以外の場面でも仲が良く、その自然な関係性がそのまま映像にも表れているように感じます」と明かす。信長を演じる小栗旬については「自分にとっては憧れの存在」とし、「その憧れは、信澄の信長への思いにも通じるものがあると感じています。信澄は信長を憎みながらも、同時に憧れと尊敬の念も抱いていたのではないかと感じていたので、その複雑な感情を大切にして演じました。小栗さんもとても気さくな方で、撮影の合間にもいろいろとお話させていただきました」と語った。
信澄という役どころと本能寺の変への伏線
今作では「兄弟」が大きなテーマ。秀吉・小一郎らとは対照的な信長・信勝兄弟の関係性と共に、信澄も兄弟の因縁の流れをくむ重要な立ち位置にいる。緒形は「信澄は、母・ちよ(樋口日奈)から『必ずや信長を討て』『織田家を継げ』と、ある種刷り込まれるように言い聞かせられて育ちました。その思いをずっと胸に秘めながらも信長に仕えているので、ミステリアスな雰囲気を大切にして演じました」と解説。一方で「信長の存在はあまりにも大きく、自分もそこに到達したいという思いがあったはずです。だからこそ、どこかで敬う気持ちを持っていた。その上で父の無念を晴らすという信念も抱いている。そうした人間らしい揺れを大切にしながら演じました。それが、今回の信澄らしさにつながっていたらいいなと思います」と複雑な心情を表現した。



