テレビ朝日系オシドラサタデー『はだかんぼうたち』(毎週土曜 後11:00)の第2話が10日に放送された。加藤ローサ演じる筒井桃が自ら婚約指輪を外し、松田元太演じる鯖崎涼と一夜を過ごす衝撃の展開が描かれた。インティマシーコーディネーターの西山ももこ氏が刺激的なシーンの裏側を明かし、17日放送の第3話あらすじも解禁された。
第2話の展開と桃の心情
今作は直木賞作家・江國香織氏の恋愛長編小説『はだかんぼうたち』の初映像化。興味を持った女性には恋人や配偶者の有無を問わず無邪気に近づく鯖崎涼(松田)を中心に、美しくも危険な大人の三角関係を描く。鯖崎は10歳年上の歯科医・筒井桃(加藤)との“恋人もどきの関係”を楽しみながらも、桃の親友で3児の母・堀田響子(大沢あかね)にも興味を示し、欲望のままに2人の間を揺れ動く。
第2話では、婚約者の石羽拓(髙木雄也)との結婚に向けて自分を納得させようとする桃の心が、鯖崎の言葉で揺らいでいく。結婚式の準備を進めながらも、結婚する未来を思い描くほど自分自身が失われていくような息苦しさを覚える桃。愛の証しであるはずの婚約指輪は、いつしか心を締めつける“呪縛”のような存在になっていた。
インティマシーシーンの裏側
深く考えすぎて身動きが取れなくなる桃とは対照的に、本能のまま自由に生きる鯖崎。理屈や世間体に縛られず感情を差し出す鯖崎の姿は、桃にとって危うくも眩しいものだった。その魅力に引き寄せられた桃は、自らの手で婚約指輪を外し、もう後戻りできない領域へ。結婚の呪縛から逃れるように、桃は鯖崎との“自由な夜”へと溺れていく。
ラウンジで鯖崎が桃を優しく、しかし力強く抱き上げ、互いの髪や首元に手を添えながら愛おしそうに見つめ合う場面は、『東京タワー』で視聴者を悶絶させた情熱的な「抱き上げ」シーンを彷彿とさせるエモーショナルな瞬間。ベッドの上で切ない視線を交わすシーンなど、息をのむほど官能的で美しいカットとなっている。
西山ももこ氏のコメント
インティマシーコーディネーターの西山ももこ氏は、『東京タワー』に続き『はだかんぼうたち』を担当。松田の“勘のよさ”や役の感情まで身体表現に落とし込む芝居力に大きな信頼を寄せる。西山氏は「松田元太さんは『東京タワー』の時から非常にポテンシャルが高く、作品に向き合う熱量も強い方でした。前回は若い学生の役でしたが、今回は色気ある男という役どころ。だからこそ、観ている方の心が離れないように見せていくことが大切だと思っています」と語る。
撮影については「松田さんはとてもポテンシャルが高く、決められた動きを完璧にこなす方です。ただ、あまりに整いすぎて、ダンスの振り付けのように見えてしまう恐れがありました。だからこそ、不器用さや“ダサさ”をあえて少し入れた方が、人間味が出て素敵になるのではないかと思いながら進めています」と明かす。
インティマシーコーディネーターとして大切にしていることについて「演じる俳優さんたちの気持ちです。ノリや勢いで撮影してしまった描写が、後で振り返ったときに『俳優にとって本当は本意ではなかったのではないか』と感じるような現場になってはいけないと思っています。俳優、監督、スタッフ、そして観てくださる方も含めて、誰も傷つかない形で作品を届けられるようにしたいと思っています」と語った。
松田の魅力については「やはり、勘のよさですね。こちらがアドバイスをすると、その意図を正確にくみ取って、すぐに的確な表現へと落とし込んでくださるんです。松田さんはただ動きをなぞるのではなく、その場面で何を表現すべきなのか、役としてどういう感情が流れているのかまできちんと理解したうえで演じられています」と称賛した。
第3話あらすじ
靴職人の鯖崎涼は、筒井桃とともに朝を迎え、無邪気に喜びをあらわにする。一方、鯖崎と過ごした朝をきっかけに、自身の中に潜む「結婚」に対する違和感と向き合い始める桃。婚約者である石羽拓との関係にも思いを巡らせていく。そんな中、突然、他人事のような冷たい態度を見せる鯖崎。しかし、一方で鯖崎の自由で真っ直ぐな魅力に引き寄せられていく桃。すれ違い続ける禁断の関係は加速度的に危険度を増していく。