米音楽グループ「ヴィレッジ・ピープル」のリードシンガー、ヴィクター・ウィリスさんが2026年6月30日に死去した。74歳だった。妻が1日、公式ページで「深い悲しみとともに、夫ヴィクター・ウィリスの死去を発表しなければならない。短期間ではあったが激しい闘病の末、息を引き取った」と述べた。
「Y.M.C.A.」で世界を席巻
ウィリスさんはテキサス州出身で、ヴィレッジ・ピープルの共同創設者。1970年代後半、「Y.M.C.A.」、「イン・ザ・ネイヴィー」、「マッチョ・マン」などのヒット曲を生み出し、世界中のダンスフロアを席巻した。筋骨隆々の建設作業員、バイカー、カウボーイ、兵士などをテーマに、派手な衣装でパフォーマンスを披露。その独特なスタイルからLGBTQコミュニティからも大きな人気を集めた。
トランプ集会での使用と批判
「Y.M.C.A.」はドナルド・トランプ米大統領の集会でも定番楽曲となり、一部からは右派勢力に「乗っ取られた」と批判も出た。グループは2025年1月、トランプ氏の集会で同曲を披露。ウィリスさんは当時、「トランプ氏がこれから何をしていくのか見守ろう。もし彼がLGBTQの権利を制限するような行動に出れば、ヴィレッジ・ピープルが真っ先に声を上げるつもりだ」と語っていた。
遺族の声明と今後の影響
ウィリスさんの死は、音楽界に大きな衝撃を与えている。ヴィレッジ・ピープルの楽曲は現在も多くのイベントで使用され、その遺産は長く語り継がれるだろう。



