兵庫県赤穂市の城下町に、古民家を改装したユニークな博物館「ビートルズ文化博物館」がある。館長の岡本備さん(75歳)は、62年にわたってビートルズに人生を捧げてきた“推し活”の達人だ。博物館の外観はレインボーカラーの看板が目を引き、ビートルズの4人が描かれている。コレクションの日焼けを防ぐため、建物は東向きに建てられている。
館内はビートルズ一色
館内は15畳ほどの広さで、入り口の床にはビートルズのメンバーの顔がプリントされており、来館者は踏まないようにそろそろと歩く。左手のガラスショーケースや壁面には、レコードや缶バッジ、ポスターなどがびっしりと飾られている。右手には関連書籍が並ぶ棚があり、モニターでは岡本さん自作の映像が流れている。映像にはビートルズの歌詞の英詞と日本語訳、岡本さんのコメントが同時に表示される。
岡本さんは「何度も聴いてる曲を耳にしながら、『あ!この歌詞、こういう意味だったんだ』って知ってもらいたいんですよね。意外にね、喜んでもらえるんですよ」と語る。
コレクションの100分の1を展示
本棚コーナーにはビートルズ関連本が約100冊並び、グッズと合わせてコレクションの100分の1だという。すべてに透明カバーがかけられているが、来館者は自由に閲覧できる。ショーケースに貼られたポスターは岡本さんの自作で、一度に6枚掲示し、10年間で25回入れ替えた。
博物館には100回以上通う常連客もいるという。岡本さんは「ビートルズのメッセージ『愛と自由と平和』を伝え続けたい」と話す。



