メディアアーティストの落合陽一さん(39)は、2025年の大阪・関西万博を「AI元年を象徴していたような気がします」と振り返る。落合さんは万博でパビリオン「null²(ヌルヌル)」を手がけ、来場者にAI(人工知能)とどう向き合うのかを問いかけた。横浜市の海辺に立つ横浜ランドマークタワーで9日、話を聞いた。
常設シアター「null²n」が横浜にオープン
14日に同じビルでミュージアムシアター「null²n(ヌルヌルネクサス)」がオープンする。シアターは常設で、万博での展示をもとに、内容を大幅に広げたものだ。
万博との関わりは9年前に始まった
大阪・関西万博と落合さんとのかかわりは9年前にさかのぼる。誘致が始まった17年、経済産業省から声がかかり、どんな万博にすべきかの議論に加わった。
開催が決まると、万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」のもと、主催者側でパビリオンをつくる8人のプロデューサーのひとりに選ばれた。
そこで表現したかったのは、「人間をAIが超えたときに、人間はAIとともにどう生きるのかという2020年代後半の人類の大きな問題」だった。