夏休み前に知りたい!子どもが漫画から学習本へ興味を持つ秘訣
子どもが漫画から学習本へ興味を持つ秘訣

もうすぐ夏休み。子どもと一緒に書店に来たものの、親としては偉人伝や学習漫画など知識を得られる本を買ってほしいのに、子どもはつい漫画ばかり選んでしまう――そんな光景はよくあることだ。しかし、本の価値は目に見える学習効果だけで測れるものではない。どんな本でも、歴史や地理、科学や文化につながる要素が隠されており、子どもはその知識をきっかけにさらに深く知りたいと思ったり、作品の舞台となった場所へ実際に行ってみたくなるものだ。

エンタメ漫画と学習漫画の相乗効果

働きながら2人の息子を育ててきた文筆家の尾石晴氏(POSPAM代表)は、今年『旅をすればするほど子育ては楽になる』を上梓し、韓国でベストセラーの学習漫画シリーズ『となりのきょうだい 世界ミラクル探検隊』を例に、子育てにおける学習漫画の活用法や旅の楽しみ方を語った。

尾石氏によれば、「子どもは教えようとすると嫌がるが、自分で読んで知識になったことは実際に見てみたくなる。漫画を読むことは、そうなってもらうための種まきになる」という。例えば、明治時代の北海道を舞台にした『ゴールデンカムイ』を読んでアイヌの歴史に興味を持った子どもたちと一緒に旅行に行った経験があるそうだ。

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特定の歴史的イベントについて学ぶにはエンタメ漫画が強いが、その周辺知識を補足してくれるのが学習漫画だ。学習漫画は作者によって事実が大幅に変えられることがなく、ルーブル美術館をイギリスにすることはないなど、正確な情報の補足に関しては圧倒的に有利。子どもたちが日常楽しむエンタメ漫画にはない部分を、うまく補ってくれるという。

リビングに学習漫画を揃える効果

尾石氏は自宅のリビングに学習漫画をずらりと並べている。学習漫画は「読んで終わり」ではなく、何度も読み返すことで知識が定着する。また、親が読んでいる本にも子どもは興味を示すため、親自身が楽しんで読む姿を見せることが重要だ。

『となりのきょうだい 世界ミラクル探検隊』シリーズは、世界各国の遺跡や文化をテーマにした学習漫画で、子どもたちがタイムトラベルしながら歴史や地理を学べる内容。尾石氏は「こうした学習漫画をリビングに置いておけば、子どもが自然に手に取り、知識を吸収する」と話す。

学習漫画を旅のきっかけに

尾石氏は学習漫画を読んだ後に実際に旅をすることで、子どもの興味がさらに深まると説く。例えば、世界遺産を扱った学習漫画を読めば、その場所に行ってみたいという気持ちが芽生え、家族旅行のテーマにもなる。旅の計画段階から子どもが主体的に関わることで、学びの効果は何倍にもなるという。

夏休みを前に、漫画ばかりの子どもに「本を読め」と言う代わりに、エンタメ漫画と学習漫画をセットで与え、リビングに学習漫画を置くことで、自然と知識欲を引き出す方法が効果的だ。親が読んでいる姿を見せることも、子どもの読書意欲を刺激する意外なテクニックと言える。

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