三重県明和町の斎宮歴史博物館で、歴代天皇に代わり伊勢神宮に仕えた「斎王」の姿を王朝文学から読み解く企画展「王朝文学と斎王」が開催されている。会期は8月23日まで。
王朝文学に描かれた斎王の物語
同館などが所蔵する絵巻物や屏風など約50点を展示。中でも「伊勢物語絵巻」は、平安時代の歌人在原業平がモデルとされる主人公が天皇の使者として斎宮に滞在し、斎王との恋模様を描いた作品だ。
また「源氏物語」では、14歳から6年間斎王を務めた「秋好中宮」とその母「六条御息所」の姿が記されている。斎宮から帰京した秋好中宮が冷泉帝の寵愛を受ける場面もあり、企画展では2人が関係する場面を描いた屏風も展示されている。
見どころと観覧情報
同館の学芸員松田茜さん(31)は「古典文学に斎宮や斎王の姿が描かれた場面があることを知ってほしい」と話す。観覧料は大人500円、大学生400円、高校生以下無料。原則月曜休館で、7月27日に展示替えを行う。問い合わせは同博物館(0596-52-3800)へ。



