東武東上線(池袋―小川町間)に9月から18年ぶりに新型車両が導入される。滑川町にある東武鉄道の車庫で13日、新型車両「90000系」が報道関係者に公開された。
高瀬舟をイメージしたデザイン
両端の車両は、横から見ると反り上がったようなデザインで、「沿線の荒川や新河岸川でかつて盛んだった高瀬舟をイメージした」(東武鉄道)という。車内の床は枯れ山水を思わせる柄で、座席は舟のような木目柄。落ち着いた空間が演出されている。
バリアフリーと子どもへの配慮
車いすやベビーカーが乗りやすい車両端のフリースペースは、10両編成の全車両に設けた。現在の東上線車両は2両ほどにとどまっているという。乗降口のドアの窓は下端が腰の高さだったが、ひざの高さまで広げ、背の低い子どもが車窓を楽しめるようにした。座席前のつり革は長さ約25センチと約30センチ。身長の低い人もつかまりやすく配慮されている。
導入スケジュールと置き換え
10両連結の7編成が9月26日から順次、導入される。東上線では93編成624両が走っており、1日当たりの利用者は約180万人。エンジ色の帯の車両から順次、置き換えられる。東上線の新型車導入は2008年、オレンジ色が目を引く50000系が導入されて以来となる。



