総務省の「2025通信利用動向調査」とNHK放送文化研究所の「国民生活時間調査2025」から、テレビからスマートフォンへのメディア移行が加速し、子供からシニアまで「テレビ離れ」が進んでいる実態が明らかになった。
スマホの世帯保有率がテレビを逆転
総務省の調査(1万7916世帯回答)によると、スマホを保有する世帯の割合は前年比1.3ポイント増の91.8%となり、テレビの90.1%(1.4ポイント減)を初めて上回った。家庭のメディアの主役は、ついにスマホがテレビを逆転した。
スマホの保有調査を始めた2010年の9.7%から、15年間で「スマホをほとんど持っていない世帯」と「持っている世帯」が逆転。テレビは2010年まで世帯保有率が99%を超える「黄金時代」が続いたが、近年減少が続き、9割を割り込むのも時間の問題となっている。
世代別で異なるネット利用の目的
ネット利用は13〜69歳の各年齢層で9割を超え、利用デバイスはスマホが74.3%と、パソコン(45.6%)を大きく上回った。利用目的は全体では「SNS」が82.3%で最多、次いで「メール」(78.2%)、「検索」(77.5%)。世代別では、6〜12歳は「動画投稿・共有サイト」、13〜49歳は「SNS」、50歳以上は「メール」に分かれた。
これらのデータは、スマホが家庭の中心となり、SNSがコミュニケーションに欠かせない存在になったことを示している。テレビが日常風景から消える日が、確実に近づいているようだ。



