米Valveは現地時間6月22日、据え置き型小型ゲーミングPC「Steam Machine」の価格と販売方法を正式に発表した。米国での価格は、512GBモデルが1,049米ドル(Steam Controllerとのバンドルは1,128米ドル)、2TBモデルが1,349米ドル(同バンドルは1,428米ドル)となる。2TBモデルおよび同バンドルには、標準の黒色フェイスプレートに加え、赤いファブリック仕上げとウォルナット仕上げの交換用フェイスプレートが付属する。
抽選予約方式の詳細
販売は北米、英国/EU、オーストラリアの各地域で、抽選を組み込んだ予約方式を採用する。Valveは転売対策と購入体験の公平性を理由に挙げている。参加条件は、正常なSteamアカウントを持ち、2026年4月27日以前にSteamで購入履歴があるユーザーで、登録は1世帯につき1件に制限される。予約登録は6月25日午前10時(太平洋時間)まで受け付け、その後に一度だけランダム化を行い、予約キューとウェイトリストの順番を決定する。抽選後に購入案内メールを受け取った当選者は、72時間以内に購入手続きを完了する必要がある。
日本市場での販売
日本市場については、Valveは公式FAQで、日本、台湾、香港における正規ディストリビューターであるKOMODOを通じて販売すると案内している。具体的な価格や発売時期は現時点で未発表だが、KOMODOが販売を担当する。
製品の位置づけと価格高騰の背景
Steam Machineは、ValveがSteam Deckに続いて展開するSteam対応ゲーム機である。テレビやモニターに接続して使う据え置き型で、LinuxベースのSteamOSで動作する。Valveは同製品について、家庭用ゲーム機ではなく「PCゲームの拡張」と位置付けている。
1,049米ドルからという価格について、Valveは部品コストの上昇が影響していることを認めている。2023年に同社がSteam Machine向け部品の調達を始めた時点では、PC部品価格は時間とともに下がるという従来の傾向を前提にしていた。しかし、この1年ほどで状況は大きく変わり、特にRAMとストレージ部品の価格が上昇した。最終的に当初想定していた価格目標は実現できず、今回の価格は過去6カ月に確保した部品価格を反映したものだという。
供給制約と今後の対応
価格だけでなく供給量にも影響が出ている。Valveによると、一部部品は価格にかかわらず調達できない時期があり、発売時点で用意できる台数に制約が生じた。このため、初回販売分に割り当てられなかったユーザーはウェイトリストに入り、追加生産分の案内を待つ形となる。Valveは「部品調達の難しさを反映した価格と供給量だが、Steam Machineの提供に全力を尽くしている」とコメントしている。



