ファミリーマートは8月7日、店舗に設置している衣料品・雑貨の無料回収BOX「R-LOOP(アールループ)」の回収状況を発表した。
資源循環の拠点として順調にスタート
同社はブックオフコーポレーションと共同で、ファミリーマート店舗にR-LOOPを設置するプロジェクトを推進している。
2026年4月13日の開始から7月24日回収分までの約3ヶ月間で、東京都内(世田谷区、杉並区、小金井市)の30店舗から、リユース・リサイクルにつながる資源が順調に回収されている。
回収総量は4.5トンを突破
回収総量は4.5トン(4,500kg)を突破。衣類に換算すると約15,000着分(※1着300g換算)に相当する資源が、廃棄されずに「次の役割」へとつながった。1ヶ月あたり1.5トンを超えるペースで資源が循環している。
ホットスポットは「住宅地のファミリー・シニア層」
住宅街に位置し、ファミリー層やシニア層、主婦層が日常的に利用する店舗での回収量が特に多いことが分かった。店舗の売上や客数よりも、立地や客層のほうが回収量の多さに大きく影響している。
海を越えるバトン
回収されたアイテムは、ブックオフのサーキュラーベース(循環拠点)で専門スタッフによって国内で丁寧に仕分けられた後、リユースできるものは約1ヶ月から3ヶ月半ほどをかけて船便などでマレーシアやカザフスタンなどにある同社の海外店舗「Jalan Jalan Japan(ジャラン・ジャラン・ジャパン)」へと運ばれる。
プロジェクトを開始した4月中旬以降に投函された服やおもちゃは、8月8日の「リユースの日」を挟むちょうど夏休みシーズンから、現地店舗に並び始めている。また、リユースが難しい状態の衣類などは国内のパートナー企業が繊維としてリサイクルしている。
コンビニで広がる新たな「リユース習慣」
回収品目の中で、全体の約8割を占めるのが「衣類」。その内訳を見ると、「子供服」や「女性用衣類」、「シニア向け衣類」といった日常着がバランスよく集まっている。「子供の成長」や「ライフステージの変化」により、まだ綺麗なのに着られなくなった家族の思い出の服。それらがゴミとして廃棄されることなく、買い物ついでに、身近なコンビニから手軽にリユースへとつながる。
全体では衣類が約8割を占める一方、回収実績が多い店舗ほど、衣類以外の「雑貨」の回収比率が高くなる傾向が見られた。「服1着」から始まったリユース体験が、日々の暮らしの雑貨へも広がっているようだ。
回収BOXに集まっているのは、子どもの成長を感じられるおもちゃ(知育玩具やぬいぐるみなど)や、生活雑貨(食器やインテリア用品など)、バッグや靴など、ご家庭で眠りがちだった幅広いジャンルのアイテムたち。手続きなどがいらずBOXに入れるだけという10秒で完結する手軽さから、衣類にとどまらず、おもちゃや生活雑貨のリユース窓口として、コンビニが地域の人々にとっての「お片付けのパートナー」になりつつある様子がうかがえる。
今後の展望
今後の展望について、同社は次のように述べている。
「今後もこれまでの回収により得られた知見をもとに、既存設置店舗での衣料品・雑貨の回収量増加や実施店舗の拡大を目指すとともに、より効率的な資源循環サイクルを構築してまいります。"お買い物ついでにリユース"という、日常に無理なく溶け込む新しいライフスタイルの提案を通じて、これからも"すてない社会"の実現に貢献してまいります」(同社)



