中国の無人月面探査機「嫦娥6号」が3日、月の裏側から試料を持ち帰る歴史的な任務に向けて打ち上げられた。
現地時間の午後5時27分、海南省の文昌衛星発射センターから長征5号ロケットで打ち上げられた嫦娥6号は、月の裏側にある南極エイトケン盆地への着陸を目指す。
任務の概要
嫦娥6号は、月の裏側から約2キログラムの試料を採取し、地球に持ち帰る計画だ。着陸は6月初旬を見込んでおり、その後、試料を載せた帰還機が地球に戻る。
月の裏側は地球から常に見えないため、通信には中継衛星「鵲橋2号」が使用される。この衛星は今年3月に打ち上げられており、嫦娥6号の通信を支援する。
今後の予定
嫦娥6号は、月の裏側での着陸・試料採取・離陸という一連の作業を自動で行う。試料を載せた上昇機は月を離れ、月周回軌道上で帰還機とドッキングした後、地球への帰路につく。
帰還機は地球大気圏に再突入し、パラシュートで着陸する予定だ。試料の分析は、月の起源や進化の解明につながると期待されている。



