EV時代に必須!注目の半導体素材「SiC」の実力とは?
EV時代に必須!注目の半導体素材「SiC」の実力

電気自動車(EV)の普及に欠かせないとされる半導体素材が注目を集めている。それが炭化ケイ素(SiC)だ。

SiCはシリコン(Si)と炭素(C)の化合物で、絶縁破壊電界強度や熱伝導率がシリコンより高いという特性を持つ。このため、高電圧・高温環境での動作が求められるEVのパワー半導体に適しているとされる。

SiC採用で変わるEVの性能

SiCをパワー半導体に採用することで、電力変換時の損失を低減できる。この結果、バッテリーの消費を抑え、航続距離の延長やバッテリーの小型化につながると期待されている。

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また、冷却システムの簡素化も可能になるため、車両の軽量化やコスト削減にも寄与するという。世界的なEVシフトを追い風に、SiCの需要は今後大きく拡大するとみられている。

市場を握る日本企業の存在感

SiC市場では、日本の半導体メーカーが強い競争力を持つ。独自の結晶成長技術や製造プロセスを生かし、高い品質の基板やデバイスを供給していることが強みだ。

一方で、欧米や中国の企業も積極的に投資を進めており、市場を巡る競争は激化しつつある。こうした中、日本勢がシェアを維持・拡大できるかが焦点となる。

注目される今後の展開

SiCの応用範囲はEVにとどまらない。鉄道や産業機器、再生可能エネルギー関連の分野でも採用が進む可能性がある。加えて、より高効率な次世代素材として、窒化ガリウム(GaN)などにも関心が集まっている。

EVの普及が本格化する中、SiCをはじめとする半導体素材の動向は、自動車産業の競争力を左右する重要な鍵となりそうだ。

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