ワークマン「着る冷凍服」が45℃酷暑対応に進化、企業のまとめ買いも増加
ワークマン「着る冷凍服」45℃対応へ進化、企業まとめ買い増

ワークマンが2026年7月に発売した「着る冷凍服」ことペルチェベストが、前年からさらに進化を遂げ、45℃の酷暑設定に対応するようになった。同商品はペルチェ素子を5個搭載し、環境温度差はマイナス30℃を実現。価格は2万9800円(税込み)で、企業からのまとめ買いも増加している。

ペルチェ素子の増加と動きやすさの両立

2025年にペルチェデバイスを3個から5個に増やしたのに続く今回の進化について、ワークマン広報担当の小雀杏実氏は「その可能性はありますが、同時に装着した時の動きやすさも考えなければなりません。機能性と快適性のバランスを考えながら開発してきました」と語る。今後さらにペルチェの数が増える可能性はあるが、装着時の動きやすさとの兼ね合いが課題となる。

企業のまとめ買いと自治体の補助金

同商品は「ワークマンにしては高い」との声もあるが、小雀氏は「できるだけお求めやすい価格で提供していますが、最先端企業との技術連携も行い、『過酷な高温時に耐えられるウェア』として開発しています。2025年6月に職場の『熱中症対策義務化』が実施されたこともあり、各企業からのまとめ買いも増えました」と説明する。

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全国各地の自治体が、主に中小企業者や中小団体を対象に補助金を出すケースもある。例えば静岡県藤枝市、同島田市、香川県丸亀市、同善通寺市などだ。東京都でも農業事業者向けに助成している。自治体によって申請条件や補助率・金額などが異なるため、興味がある人は調べる必要がある。

「着る冷凍服」の進化の歴史

ワークマンが最初に「ペルチェベスト」を発売したのは2023年5月。すでにファン付きウェア(空調服)があったが、近年の高温化で「ファンウェアとは違う視点での涼しい服」として、冷蔵庫などに使われるペルチェ素子に注目した。翌年5月に改良品を出して以来、毎年機能を進化させた新作を発売している。価格は1万9800円を維持してきたが、今回初めて2万9800円の商品も投入した。

同社が掲げる環境温度差も2024年のマイナス23℃から2025年はマイナス28℃、今年はマイナス30℃にアップしている。これらは機能性の進化の数字として認識したい。

消費者の高い要求に応えていく

消費者の声はよりシビアになっており、ワークマンは今後も機能性と快適性のバランスを追求しながら、熱中症対策の新常識としての地位を確立していく方針だ。企業のまとめ買いや自治体の補助金制度も追い風となり、さらなる普及が期待される。

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