ワークマンが昨年発売し即完売した「着る冷凍服」ことペルチェベストが、2026年モデルで45℃の酷暑設定に対応する進化を遂げた。すでに企業によるまとめ買いも始まっており、熱中症対策の新常識として注目を集めている。
進化したペルチェベストの特徴
広報担当の小雀杏実氏によると、新モデルは従来の40℃設定から45℃へと対応温度を引き上げた。特設ブースでは「45℃の酷暑設定」を再現し、実際に着用して効果を確認できる。ペルチェ素子を内蔵したベストは、バッテリーで駆動し、肌に密着することで効率的に冷却する。
「ゆったりしたTシャツだと、服の中でプレートが浮いてしまい冷たさが伝わらない。身体にフィットするウェアなら、プレートがしっかりと身体(肌)に密着して効率よく冷える」と小雀氏は説明する。この着方のコツも年々浸透してきている。
ただし、ペルチェベストは「衣類」よりも「電子機器」に近い商品であり、ケーブル接触不良やバッテリー接続不良が発生する可能性がある。購入後はすぐに機能を確認することが推奨される。
熱中症の現状と企業ニーズ
2025年、全国の熱中症による救急搬送者数は10万510人と過去最高を更新した。搬送者のうち大人は9割以上で、高齢者(65歳以上)が約57%、成人(18歳以上65歳未満)が約34%を占める。
今年の夏も厳しい暑さとなる見通しで、昨年に続き最高気温が40℃を超える「酷暑日」が発生する予想もある。こうした背景から、建設現場や工場などの屋外作業者だけでなく、イベントスタッフや配送ドライバーなど幅広い職種で熱中症対策への関心が高まっている。
ワークマンの今後の展望
ワークマンはさらなる「酷暑対策・熱中症対策」に取り組む。同社は「年々厳しさを増す日本の夏において、熱中症対策はもはや必須です。特定の過酷な現場だけでなく、アウトドアや日常のあらゆるシーンへ対応できるよう、商品ラインナップをさらに増やしていきたいと考えています」とコメントしている。
酷暑環境から身体を守る意識は年々高まっており、より良い使い勝手を求める消費者の声に応えて「ペルチェウェア」も進化を続けている。企業のまとめ買いの動きは、2026年モデルでもすでに始まっており、今後さらに拡大する見込みだ。



