写真に映る角度によって人の印象は変わるのか。法政大学教授の越智啓太氏(犯罪心理学者)は、「自分の魅力を最大限に引き出すセルフィー(自撮り)の撮影角度には、科学的な法則が存在する」と指摘する。
データに基づく魅力的な「自撮り」の撮り方
モテるためには、イケメンや美人でなくても大丈夫だが、外見的魅力の効果がなくなったわけではない。アプリではその傾向が大きくなるのも確かだ。こうした状況下でできることのひとつは、プロフィール写真を少しでも魅力的にすることである。ここではセルフィーを使う前提で、魅力的な撮影方法を検討する。
魅力的に映るのは「顔の正面」じゃなかった
シュナイダーとカーボンの実験では、7人(男性3人、女性4人)の顔を3Dスキャンし、左顔30度、左顔15度、正面、右顔15度、右顔30度の5つの角度から写真を作成。172人の実験参加者が7段階で魅力度を評定した。その結果、正面よりも斜めの角度の顔が高く評価され、この傾向は女性で顕著だった。ベストな角度は15度で左顔を見せた場合だった。
自撮りは「左顔を斜め上」からが正解
第2実験では、角度と上下を組み合わせ、30度左上側と下側、30度右上側と下側からの写真を67人で評価。30度左上からの写真が最も魅力的と評定された。
また、世界のセルフィー合計3200枚を分析し、「坂道アイドル」の写真合計2354枚を集計した結果、左顔のほうが表情が豊かで魅力を高めることが示された。アイドル雑誌の表紙でも左顔の向きの割合が多いという。一方、クールな印象を強調したいなら「右顔」が適している。
本稿は、越智啓太『恋愛の科学 交際戦略編』(実務教育出版)の一部を再編集したもの。写真はイメージ。



