ポルシェ新型911 GT3 S/C、510PSの4リッター水平対向6気筒エンジン搭載で咆哮
ポルシェ新型911 GT3 S/C、510PS水平対向6気筒搭載

ポルシェは、GT3シリーズとして初めて電動ソフトトップを採用した新型「911 GT3 S/C(スポーツ・カブリオレ)」を発表した。4リッター水平対向6気筒自然吸気エンジンは510PSを発生し、GT3譲りのパフォーマンスとオープンエアの楽しさを融合させたモデルとなる。

開発の背景:GT3とS/Tの技術を融合

GTモデルライン(911)のプロジェクトマネジャーであるヨルグ・ユンガー氏は、国際試乗会のプレゼンテーションで開発経緯を説明した。2019年に991ベースの「911スピードスター」を発表し、GT3の技術とオープンカーの要素を融合させた初のモデルとしたが、限定生産でルーフ開閉は手動だった。2023年には軽量化を追求した最軽量モデル「911 S/T」を発表。現行ラインナップには「911 GT3 ツーリング」がある。これらの技術やアイデアを融合させ、新たな解釈として生まれたのが「911 GT3 S/C」である。

単なるGT3カブリオレではない理由

ユンガー氏は、このモデルが単なるGT3のオープンバージョンではないと強調する。もしそうなら車名は「GT3カブリオレ」で十分だが、GT3だけでなく、911誕生60周年を記念して世界限定1963台のみ製造された最軽量モデル「911 S/T」のコンポーネントも多く活用している。そのため、S/Tとの関連性を示す「S/C」という車名が採用された。

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搭載エンジンとパフォーマンス

搭載される4リッター水平対向6気筒自然吸気エンジンは、最高出力510PSを発生。これはGT3と同等のスペックであり、自然吸気エンジンならではのリニアなレスポンスと高回転域での爽快なサウンドを実現している。電動ソフトトップは走行中でも開閉可能で、オープン時の風の巻き込みを低減する設計となっている。

国際試乗会での印象

ドイツでの国際試乗会では、270kmの試乗コースでその性能が披露された。参加者は、高速道路からワインディングロードまで様々な条件下で、GT3 S/Cのハンドリングと快適性を評価。特に、ルーフを開けた状態でのエンジンサウンドは、オープンカーならではの魅力を引き立てていると報告されている。

ポルシェの戦略と市場への影響

ポルシェは、GT3シリーズにカブリオレを追加することで、より幅広い顧客層をターゲットにする狙いがある。従来のGT3はクローズドボディのみだったが、オープンモデルを求める声に応えた形だ。また、S/Tの軽量コンポーネントを活用することで、走行性能を維持しながらも開放感を提供する。このモデルは、自然吸気エンジンを搭載する最後の大排気量モデルの一つとしても注目される。

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