ポルシェ新型911 GT3 S/C、4リッター水平対向6気筒510PSの咆哮を試す
ポルシェ911 GT3 S/C、4リッター水平対向510PS試乗

2026年4月、ポルシェは新型「911 GT3 S/C」を発表した。911 GT3として史上初の全自動開閉式コンバーチブルルーフを採用したモデルだ。ポルシェ本社のあるドイツ・シュトゥットガルト郊外の山脈地帯で行われた国際試乗会で、その絶品の走りを堪能した。

60年以上続く911の基本要素

ポルシェ911は1963年の初代以来、現行の8代目(タイプ992)まで60年以上にわたり、RR(リアエンジン・リアドライブ)、2+2シート、フライラインと呼ばれるルーフ形状など、基本要素を踏襲する世界的スポーツカーである。

911のモデルバリエーションは多岐にわたる。ボディタイプはクーペ、カブリオレ、タルガの3タイプ。駆動方式は2WD(RR)と4WD。エンジン出力の異なるカレラシリーズ(ベース、S、GTS)、ターボ、GT3などがあり、これらのかけ合わせによって約20もの911モデルが展開されている。

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GT3の特別な位置づけ

GT3は特別な存在だ。カレラシリーズやターボがターボエンジンまたはハイブリッドであるのに対し、GT3はモータースポーツ直系の自然吸気エンジンを搭載する。4リッター水平対向6気筒エンジンの最高回転数は9000回転に達し、最高出力510PSを発揮する。アクセル操作への反応の良さと独特のエンジンサウンドはマニア垂涎の的であり、GT3は買いたくても買えないモデルとして知られている。

新型GT3 S/Cのオープントップ性能

新型「911 GT3 S/C」は、クーペと同様のルーフ形状「フライライン」をコンバーチブルルーフでも再現。時速50km/h以下であれば走行中でも約12秒で開閉可能なオープントップモデルである。軽量化を追求したS/Tの系譜を受け継ぎつつ、オープンエアドライビングの楽しさを加えた。

試乗会は一般道で実施された。驚くほどの従順さを見せ、全身を貫く魂の叫びとも言えるエンジンサウンドが印象的だった。大排気量自然吸気エンジンをポルシェが今後も続けるのか、注目が集まる。

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