日産自動車は17日、都内で新型車発表披露会を開催し、6年ぶりに全面刷新した新型『キックス』を発表した。18日より発売を開始する。
スニーカーから着想を得たデザイン
発表会では、同社執行役員の杉本全氏が「お気に入りのスニーカーを履けば、自然と外出したくなり、アクティブな気分になる。新型『キックス』もそんな存在でありたい」と述べ、車のコンセプトにスニーカーを据えたことを説明した。
デザインを担当したプログラムデザインダイレクターの楠鉄平氏は、「『X+』グレードの下回りには、スニーカーのソールからインスピレーションを得たディンプルパターンを施した。『キックス』という名称が意味するスニーカーから着想を得た遊び心のある表現だ」と解説。さらに、「お気に入りのスニーカーを履いた時のような自信と笑顔で一歩を踏み出し、新しいことにチャレンジする気持ちを『キックス』を通じて作りたい」と語った。
発表前のステージでは、ベールの代わりにスニーカーの箱を模したボックスに車を入れ、アンベールでその箱から登場する演出が行われた。
急成長するコンパクトSUV市場への投入
杉本氏は「日本のコンパクトSUV市場は過去10年で保有台数が約3.8倍に拡大し、最も成長が著しい乗用車セグメントとなっている」と市場の需要を強調。チーフプロダクトスペシャリストの田中聡氏は、ターゲット顧客を「40代後半で成長した子どもがいる3人家族の父親」と設定し、ストーリー性や新しい刺激、商品そのものの良さを重視する層を狙うと説明。商品コンセプトは「大人の遊びをし、遊び心を刺激する車」とし、以下の3つのコアバリューを掲げた。
- 力強くダイナミックで俊敏かつ軽快なデザイン
- 『e-POWER』をはじめとする先進技術
- 快適性と利便性を高めたユーティリティ性能
競争激化する市場での巻き返し
近年、日本のコンパクトSUV市場はトヨタの『ライズ』『カローラクロス』『ヤリスクロス』、ホンダの『ヴェゼル』など競合がひしめき、群雄割拠の様相を呈している。6年ぶりの刷新となる新型『キックス』で日産が巻き返しを図れるか、今後の市場動向が注目される。
新型キックスの特徴
新型『キックス』は、SUVらしい存在感と上質感を兼ね備えたエクステリアに加え、日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」による力強く滑らかな加速と高い静粛性が特徴。2代目となる今回は、力強く躍動的なエクステリアと高品質なインテリアに加え、燃費を大幅に向上させた第3世代「e-POWER」や、モデル初搭載となる電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載。日常からレジャーまで幅広いシーンで活躍するコンパクトSUVへと進化した。
メーカー希望全国小売価格は299万9700円から424万8200円。



