放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は6月12日の会合で、5月に視聴者・聴取者から寄せられた意見を議論した。その中で、タレントがゲームで「嫌いな芸能人は?」というお題を出され、実名を挙げた番組への批判が多く寄せられたことが報告された。
制作側の責任を問う視聴者の声
公開された議事概要によると、視聴者からは、出演者が番組の流れに沿って発言することはあるかもしれないとした上で、「そもそもその空気や構造を作っているのは制作側」と指摘。「嫌いな人を言わせる」「誰かを傷つける可能性のある話題を笑いに変える」ことを企画として成立させる感覚自体に問題があるのではないかという意見が寄せられた。さらに、この視聴者は「人の悪口を言わせなければ成立しない笑い」に、公共性のあるメディアとしての価値はあるのかと疑問を呈した。
委員の反応
この意見に対し、委員からは「もっともな意見。テレビ局はよく考えてほしいと思う」という声が上がった。
豚レバーの焼き加減をめぐる意見も
このほか、焼肉店を取り上げた番組で、豚レバーの焼き加減について「レアめがお勧め」という店員の声を紹介したことに対し、視聴者から「肝炎等のリスクがあるので非常に危険」という意見が寄せられたことも報告された。
レバーペースト自販機の販売許可に関する疑問
また、通常の飲食店でレバーペーストを自販機で販売する様子を紹介した番組について、販売には獣医師等の資格を持つ管理者を置くなど特殊な許可が必要で、通常の飲食店では事実上不可能なのではないかという意見もあった。委員からは「考査担当者にあまり情報がない可能性もある」「非常に危険」といった意見が相次いだ。



