近年の気温上昇の影響もあって、休日くらいは素足で過ごしたいという声をよく聞きます。しかし「どうしても、だらしない気がする」という悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。大人がサンダルを品よく履きこなすにはどうすればいいのでしょうか。
2020年代における定番サンダルの正体
サンダルは季節商品ですが、実は時代に大きく左右されるアイテムでもあります。毎年の細かい流行ではなく、およそ5年単位で移り変わる「定番の変化」があるからです。この時代の基準から外れた瞬間、大人のサンダル姿は途端に「カジュアルすぎる」状態に陥ります。
時代によって正解が大きく変わるサンダル。例えば2010年代の定番といえば、「サンダル以上、スニーカー未満のレジャーシューズ」と呼ばれる、メッシュ素材で足を包み込む上履きのようなデザインが主流でした。カラフルな色合いで、スニーカー感覚で履ける便利なアイテムでしたが、2020年代の現在の定番は様変わりしています。
今の定番は「黒の厚底」
今の定番は、男女ともに「黒の厚底」です。「ブリックソール」と呼ばれるボリュームがありながら軽快なソールや、足をホールドする「ゴムバンド」など、運動性を重視したアクティブな構造が特徴です。ここに大人の品格を加えるため、ストラップの一部に「レザー(本革)素材」をあしらったハイブリッドデザインがおすすめです。
この手の黒サンダルを選ぶとき、最も気をつけるべきリスクは「薄いソール(底)」のものを避けることです。厚底という明確なボリューム感がない黒サンダルは、一歩間違えれば「つっかけ」(便所サンダル)に酷似してしまうからです。これにより、都会のよそ行きではなく、「近所のコンビニへ行く」手抜きサンダルだと誤解されるリスクがあります。
合わせ方のルール
ここ数年、サンダルに白ソックスを合わせる若者を見かけますが、大人が都会で履くならば、10分丈や9分丈のスラックス(長ズボン)に「素足」で合わせましょう。つまり、ハーフパンツに合わせるのではなく、通常丈のパンツにおける「足元の抜け感」として涼しく見せるためのサンダルです。ハーフパンツではないため、大人っぽい印象に仕上がります。
ちなみに、ハーフパンツと合わせる着こなしは、リゾートやアウトドアなどシーンを限定してみてください。サンダル選びは、決して生まれ持ったセンスの問題ではありません。「薄底のものは避け、厚底レザーのハイブリッドを選ぶ」という知識へとアップデートするだけで、大人のサンダルコーディネートの完成です。



