ソニー・ホンダモビリティ(SHM)は、2026年に新型電気自動車(EV)「アフィーラ(Afeela)」の納車を開始すると発表した。価格は約1000万円(約6万5000ドル)と高額ながら、月額サブスクリプションサービスも提供し、幅広い顧客層を狙う。
SHMの戦略とアフィーラの特徴
SHMは、ソニーのエンターテインメント技術とホンダの車両開発力を融合した新会社。アフィーラは、2023年のCESで初公開されたセダン型EVで、自動運転レベル3を目指す。車内にはソニーのセンサーやエンターテインメントシステムを搭載し、ゲームや動画配信を楽しめる。
また、SHMはサブスクリプションモデルを採用し、車両本体の購入に加え、月額料金で自動運転機能やエンタメコンテンツを追加できる。これにより、車両価格の高さを緩和し、継続的な収益源を確保する。
競合との差別化と市場戦略
アフィーラは、テスラのモデルSや中国のBYDなどと競合する。SHMの水野泰秀CEOは「ソニーのエンタメ技術とホンダの品質で差別化する」と述べる。特に、車内でのゲームや動画視聴など、移動時間を“楽しむ”体験を重視する。
一方、価格面ではテスラよりも高めだが、サブスクリプションで初期コストを抑えられる。また、自動運転機能のアップデートもサブスクに含め、常に最新の技術を提供する。
生産と販売計画
生産はホンダの北米工場で行い、まずは北米市場に投入。その後、日本や欧州にも展開する予定。2026年初頭に受注を開始し、同年後半に納車を始める。SHMは2030年までに年間10万台の販売を目指す。
アフィーラは、ソニーとホンダの強みを活かした“モビリティの新しい形”を提案する。今後のEV市場で、独自のポジションを築けるか注目される。



