中国、EV販売台数で世界首位を維持 2024年も成長続く
中国EV販売、世界首位を維持 2024年も成長

中国の新エネルギー車(NEV)市場が2024年も力強い成長を続け、販売台数で世界首位の座を堅持している。中国自動車工業協会(CAAM)が発表した最新データによると、2024年第1四半期のNEV販売台数は前年同期比で約30%増加し、約200万台に達した。このうち、電気自動車(EV)が約70%を占め、プラグインハイブリッド車(PHEV)が残りを占めている。

政府の支援策が成長を後押し

中国政府は、2030年までのカーボンピークアウトと2060年までのカーボンニュートラル達成を目指し、NEV産業を重点的に支援している。購入補助金や税制優遇措置、充電インフラの整備などが需要を喚起し、消費者にとってEVの購入がより身近なものとなっている。特に、2023年から2024年にかけて、地方政府レベルでの追加補助金やナンバープレート取得の優遇策が打ち出され、都市部でのEV普及を加速させている。

国内メーカーの台頭と競争激化

中国市場では、BYD、蔚来汽車(NIO)、小鵬汽車(Xpeng)、理想汽車(Li Auto)などの地元メーカーが急速にシェアを拡大している。特にBYDは、2023年に世界のEV販売台数でテスラを抜き、首位に立った。同社は低価格帯から高級車まで幅広いラインアップを揃え、バッテリー技術やコスト競争力で優位に立つ。一方、テスラも上海ギガファクトリーでの生産を拡大し、中国市場での存在感を維持しているが、地元メーカーの追い上げに直面している。

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競争の激化は、価格競争や技術革新を促進している。各メーカーは、自動運転技術やバッテリー性能の向上、車載ソフトウェアの充実などに注力し、消費者に魅力的な製品を提供しようと競っている。この競争環境が、中国のEV産業全体のレベル向上に寄与している。

輸出も好調、世界市場への影響拡大

中国製EVの輸出も急増している。2024年第1四半期のNEV輸出は前年同期比で約50%増加し、特に欧州や東南アジア市場での需要が高い。中国メーカーは、現地生産拠点の設立や販売網の強化を進めており、世界市場でのプレゼンスを高めている。しかし、欧州連合(EU)が中国製EVに対する追加関税の導入を検討するなど、貿易摩擦のリスクも存在する。

中国のEV市場は、政府の強力な支援と企業の技術革新によって成長を続けている。2024年通年の販売台数は、前年比で20%以上の増加が見込まれ、世界のEV市場における中国のリーダーシップは当面揺るがないだろう。

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