片山金融相、AI「ミュトス」の脅威に「今そこにある危機」と警鐘
片山金融相、AI「ミュトス」の脅威に警鐘

米アンソロピックが開発した高性能AI「クロード・ミュトス」が金融システムにもたらす脅威について、片山さつき金融相(67)は「今そこにある危機」との認識を示し、米国へのアクセス権獲得の意義を強調した。インタビューシリーズ「AIの時代 ミュトスの教訓」の初回で、金融相がその真意を語った。

「30分や5分で弱点を発見」

片山金融相は、ミュトスの衝撃について「基盤システムの弱点を非常に短時間で発見できることだ」と指摘。「数時間どころか30分や5分で見つかったという話もある」と述べ、従来のプログラマーによる脆弱性の発見・修正という人海戦術では追いつかなくなる可能性に言及した。

その上で、「サイバー犯罪の被害は金融機関で最も大きくなりやすい」として、実際に何が起きているのかを把握するため、米国にアクセス権を認めてもらう必要があったと説明した。

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アクセス権獲得の意義

アクセス権を得た意義については「非常に大きかった」と評価。「フロンティアAIの能力を実際に把握できるようになった」とし、「恐れるべき危機ではあるが、過度に恐れるものでもない。その判断ができるようになっただけでもアクセス権の価値は大きい」と述べた。

また、米国の大手銀行ではAIによる検証で1万件規模の脆弱性が見つかったとされ、「全部直すには1年近くかかる」として、本当に危険なものから優先的に対応する考え方に変わってきたと指摘。防御力向上に加え、AIに対応できる人材や組織を育てる効果も大きいと語った。

中国の高性能AIへの対応

中国の高性能AIへの対応について聞かれると、「中国は少し前までは米国に…」と述べるにとどめ、記事は有料部分で続く。

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