コーラのスパイス残りかす活用、アロマオイルを製作 雲南の山田屋
コーラのスパイス残りかす活用、アロマオイル製作 雲南の山田屋

雲南市のクラフトコーラ製造販売会社「山田屋」が、コーラシロップ(濃縮液)の原材料に使うスパイスの残りかすを使ったアロマオイルを製作した。香りが染みた残りかすの活用法を検討する中で考案。スパイスの香りを最大限生かした新商品に、同社は「これまでにない香りを多くの人に楽しんでほしい」としている。

スパイスの魅力にひかれて起業

同社代表社員で大阪府豊中市出身の山田健太郎さん(36)は、早稲田大在学中に世界数十か国を巡った旅を通じ、「国や場所、使い手によって香りを変えるスパイスの魅力にひかれた」。卒業後は大手の人材・情報サービス企業に就職したが、知人が2016年にスタートさせた農業関連会社の設立に合わせ、月1回ほど手伝いを始めた。腰を据えて働くため、18年にはIターン移住した。

やりがいを感じながらも、大好きなスパイスの魅力を伝えたいとの思いを抑えきれず、翌19年には個人でクラフトコーラの販売を開始。事業が軌道に乗り、21年に山田屋を起業した。

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残りかすを生かした新商品

クラフトコーラは海外の旅先で学んだスパイスの知識を生かすなどし、100回以上の試作を重ねた。現在はシナモンやショウガ、カルダモン、レモン、ミカン果汁などを砂糖と水で煮詰めた3種類のシロップを販売する。ただ、シロップを作る際に出る原材料の残りかすに心を痛めていた。一部は焼き菓子に混ぜるなどしたが、大半は廃棄せざるを得ないからだ。

そんな中、女性スタッフの1人が提案したのが、アロマオイルだった。スパイスの残りかすから芳香成分が溶け込んだ油を抽出したオリジナルのアロマオイルは、25年5月頃から山田屋で働いている山口真里さん(39)が発案者から引き継いで完成させた。

2種類の香りとデザイン

商品名は「AROMA OIL&WOOD AKOGARE」。「ゆったり」と「すっきり」の2種類があり、県産ヒノキのウッドチップに数滴たらすと、鼻に抜けるような香りが漂う。香りは、デスクワークやリラックスタイムなど好みに合わせて使い分けるという。

容器はクジャクに憧れるアヒル、ライオンになりたいネコをそれぞれイメージしたイラストを描き、愛らしいデザインにした。

山口さんは「『香り』は一瞬で気分を変えてくれる。自分を整えるアイテムに」とPR。山田さんは「商品のユニークさや良さを含め、我々が込めた思いも感じ取ってもらい長く使ってほしい」と話している。

オイルはいずれも2800円(税込み)。山田屋のホームページから購入できる。

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